無料弁当16個とパンを21時過ぎから知り合いのホームレスの寝床へ配達。ほとんどの方が寝ていたので枕元へ置いておくことに。毛布を盗まれたAさんは、今夜もダンボール一枚で寝ていた。静かに弁当を置いたつもりだったが、起こしてしまった。昼に区議の事務所へ行き、助けを求めたらしい。
土日は休みなので月曜に役所へ行くとのこと。決心がついたからか、スッキリした表情。酒を呑んでいるかは分からない。「ちゃんと約束は守りなよ」と伝える。「寒くなりましたね」と隣にいるベテランに声をかけると「まだまだ平気だよ」と元気そう。彼は私達が昨年提供した寝袋を大事に使っている。
Aさんは私達が提供したコートや服などを、アパートを出る際に全て処分してしまった。刹那的というか、後先考えられないというか……どちらにしても路上生活は続けられそうに無い。
弁当を一人分多めにつくったので、初めての方の寝床を覗く。荷物が少ないし、以前は見かけなかったので、日が浅いはず。足元に置いて帰ろうと思ったら、目があい、「チッ」と舌打ちされた。「弁当配っているんですが……」と言うと、すぐに上半身を起こし「ください」と言う。空腹だったのかもしれない。
まずは敵では無いことを覚えてもらう。繰り返すうちに、話をしてくることもあるだろう。どうかご安全に。おやすみなさい。
（11/6,7のTweetより 一部修正）
