無料弁当16個を21時からホームレスの寝床へ配達。Aさんには、先日フォロワーさんが店に持って来て寄付してくれたパーカーを提供した。誰かから金をもらって購入したらしく、洗剤とカップ麺が入った袋が転がっていた。酒以外の物を買うことができた。一体どういう心境の変化だろうか。
彼が寝ている場所は雨が吹き込むので、ダンボールが濡れていた。少し横に移動するように言うと、そのとおりにしてくれた。ベラベラと調子よく話すので問い質すと、やはり酒を呑んでいた。生活保護もアパートも手放して、もったいないとは思うが、それは第三者である私の感覚で、ズレているのだろう。
例えば、離婚して心身共に解放された男性に「かわいい奥さんだったのにもったいない」などと言うほどに。もしかしたら彼にとっては第三者から干渉されない路上生活の方が、ストレスが無くていいのかもしれない。
店に戻る途中で雨宿りをしていた老人がいた。大きなリュックを背負っているが、ホームレスかどうかは分からない。怒られるのを覚悟で話しかけた。「おじさん、夜ご飯食べましたか?」「え?」「弁当が余ってしまって…よかったらいかがですか?」「いいの?」食べてなかったらしく、喜んで受け取ってくれた。
冷たい雨が降る夜だった。
(10/20のTweetより 一部修正)
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