午前8時に路上生活者と待ちあわせをし、バスに乗って隣の区の福祉事務所へ同行。一時的に金を貸すか、タクシーに乗せて料金を福祉事務所に払ってもらうという方法もあったが、アル中の彼に金を渡すのは危険だし、時間があったので、事務所前まで連れて行くことにした。
昨夜は寒くて眠れず、深夜徘徊していたらしい。早めに着いたので、コンビニでおにぎりを買い、事務所近くの公園で一緒に食べた。
彼は東京キッドブラザースに憧れて、あるミュージカル劇団に入り、活動していた事があり、その頃の話を聞いた。
事務所前で事前に連絡していた区議に引き継いで、店に戻った。
しばらくして区議から連絡があった。彼はケースワーカーが提案した施設に入ることやアルコール依存の治療などを拒否し「自力で仕事を探す」と言って出て行ったとのこと。
形式上は家が無い状態で生保継続になるらしいのだが、今月分の保護費は施設に入っていて、彼は所持金が無いはず。
昨夜話した時には施設に戻ることを理解していたはずだが、直前で日和ったのだろう。もしくは酒を呑みたいという気持ちが勝ったということだろう。
この寒空の下、再び路上へ出て行ってしまった。徒労感と無力感に覆われる思いだが、彼が再び赤羽を訪れることがあれば、また同じ対応をするまで。
(12/13のTweetより 一部修正)
最新の画像もっと見る
最近の「無料弁当~夜回り編」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事