オペラ「おしち」のカーテンコールのときのこと。
出演者の礼が終わり、池辺先生、演出の知久先生が順に舞台に登場し、
オケピの中の演奏者も立ち上がって、劇場はお客様のあたたかい拍手に包まれました。
この時、実は、我々制作スタッフはまだ緊張状態です。
ロビーのモニターを凝視していました。
なぜなら、このあと花束の贈呈があったからなのです。
簡単な打ち合わせをしたとはいえ、
人間は緊張をしていると何をしでかすか分からないもの…
しばらくして、打ち合わせ通りに3人の制作スタッフが登場しました。
ギリギリまで舞台を見た後に舞台袖に駆け込んだ3人は、なんとかタイミングに間に合いました。
後はそのまま、決められた方に渡せばいいだけ…
ん!?
なぜか客席から見て一番左端の、家田先生がオロオロしています
それもそのはず、3人のスタッフは家田先生を次々に通り過ぎて、
あげる予定でない出演者にまで
あげているではありませんか!!
最後の最後でプロデューサーに恥をかかせてしまうなんて…
ロビーでモニターを見ていた我々の心臓が凍りつきました。
家田先生が「私じゃないの?」というジェスチャーを、花束係にしているように見えましたが、
花束係は鈍感なのか、知らんぷり。
やっちまった……
客席も異変に気付いた様子でザワザワ。
花束係! いいかげん、空気をよめ!
と誰もが思ったその時、
舞台袖から、花束を持ったコシノジュンコさんが登場し、
家田先生に手渡すというサプライズ!
本人だけでなく制作スタッフもビックリ!
後で花束係に聞いたところ、「客席で鑑賞されていたコシノさんが、
ご自身で花束を渡したいとのことで、急きょ段取りが変更になった」とのこと。
少し遅れて登場されたのは、
舞台監督の指示なのか、それともコシノさんご自身の演出なのかは
分かりませんが
冷や汗たら~りのカーテンコールでした。
大庄さまからステキなお花をいただきました。
また大勢ご来場いただきありがとうございました。
打ち上げ会場にも使わせていただきました。お世話になりました。
画像がボケています。すみません。
「おしち」について、もう少しだけ更新しますよ。。。
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