選挙の投開票日に当店に来たホームレスの方。とある区のムテイを脱走して住み込みの仕事をしていたがクビになって住居を失い、知人を頼って赤羽にたどり着いたが、知人は不在で……色々あって当店に来た。靴下もコートも無く、たまたま話を聞いていた当店のお客様が不憫に思い、靴下を購入して提供したらしい。
「これも今の政治の結果なんですよ」とスタッフがその客に言うと、棄権すると言っていたのに、投票所に向かったらしい。コートはもう一人のお客様が一旦帰宅し、持って来てくれた。なんて優しい方たちなんだろう。
いつものように共産党の区議が対応してくれて、投開票日翌日にも関わらず、彼と待ちあわせて役所へ行く事になった。彼が元々いた区の共産党区議が役所に同行し、ケースワーカーと話した結果、アルコール依存の治療の為に施設に入る事になった。
彼は当店に来た時に「寒さをしのぐ為にワインを呑ませてほしい」と要求したらしい。ガタガタ震えていたので一杯だけ呑ませたそうだが、あの震えは依存症の震えだったのかもしれない。
とある劇団にいて、ある女優の兄だと言っていたのも虚言かもと思い、wikiを調べたら、確かにその女優の本名と苗字は同じだった。どこまでが本当だか分からないままだが、まずは依存症に向きあって、回復してほしい。
路上は寒いので、せめて冬の期間だけでも施設を逃げ出したりしませんように。
(11/5のTweetより 一部修正)
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