スミサキ日記

趣味:リスト作り

仕事でも家でもやっている……ということで、宮城谷さんの文庫本リスト。灰色が持ってないやつ(新装版とか他社とのかぶりは買っていない)。発刊日は初版のを書いているが、私が収集開始したのが1998年とか1999年頃なので、持っているのとは一致しない。ああ、ちょう楽しい…。

作家のファンだと、単行本(ハードカバー)を買うべきじゃないかと思わないでもないが、1冊の値段と専有面積というか体積というかを考えると、ちょっとなぁ、憧れない訳ではないが。文庫本の今でも、私が死んだら全部処分、と考えると、ちょっとね。100冊以上あるぞ。まあ死んだあとのことなんて知らないわ、でもいいかもしれないけど(もう自分いないんだし)。……単行本のが高く売れるか。いやでも面倒だわ、箱詰めして二束三文で売りさばくにしても面倒だと思う。

以前も何度も書いているが、一推しは「孟嘗君」、前半主人公の養父のかっこよさが天元突破してるので。中学3年の秋に表紙買いしてドはまりし、以来これまでいろんな作品(他の人のも含めて)読んできたが、彼を超える人間は存在しない気がする。
奇貨居くべし、楽毅、沙中の回廊、天空の舟、華栄の丘、夏姫春秋、沈黙の王あたりも好き。太公望、青雲はるかには気力があるときじゃないと読めない、復讐譚の怨念に引きずられる。
史料を下敷きにしつつ、創作の余地が大きいからか、春秋のノスタルジックな雰囲気とか戦国時代の躍動感が好き。日本人が書くからなんだろうけど、昭和やその前、江戸の農村みたいな、いやそれもイメージの中のなんだけど、なんかみずみずしくなつかしい気持ちになるんだよな…。

……まあすべては、秦の中華統一のせいなんだよ……秦の後の話って革命軍側のが多くなるけど、意識的にしろ巻き込まれにしろ、まあなんて世の中ギスギスしちゃったんでしょうね!という感じで、空気が重い!隣組というかお互いが監視しあって密告しあっての管理社会、期日に遅れたら、何々したら罰せられるという項目が色々あって、情状酌量の余地なくしかも連座範囲が広い。革命側だからか登場人物たちもなんか血の気が多くて…そうじゃないと、時の王朝に喧嘩売らないだろうけどさ。
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