上司や同僚は電話に抵抗ないようだが、自分や辞めた後輩は電話が苦手だった。普段のコミュニケーションでもそうだが、顔色をうかがう側だからかもしれない。相手の話していることが分からなければ「お前が悪い」と言われ、自分の話していることが通じないと「何言ってるか分からない」と言われ。コミュニケーション強者の上司とかは違う、「俺の話が分からないのはお前が悪い、ちゃんと聞け、考えろ」と言う方。いや伝わっていない時点で、コミュニケーション成立していないけどさ!
徐々に対面でも人と話さないようになるが、電話はかかってくるので憂鬱である。
入社した頃は電話機が部署に2台とかで、席にいるときは電話番だった。自分宛にはかかってこないが先輩や上司宛にはかかってくる。
「あいにく席を外しております。お名前うかがってもよろしいでしょうか」
「お前、俺が分からねぇのか?」
オレオレ詐欺ですかね…?(※内線、つまり社内の人。)
当時の社内のおじさま方は、電話口横柄な人が多くてさ…内線音が鳴ると憂鬱だった。
かと言って、外線は個人宛の不動産とかの売り込みが多くて。分からず宛先の先輩に回すと、先輩は話途中で切る。と、すぐにまたかかってくるので内心(またか)と思いつつ、先輩に「また○○様ですが…」「切っといて」あ、はい…が多すぎて。次第に迷惑電話リストとか作り始めるが、どこまでも伸びていく…。
何と言うか、不毛なツールだなぁと思っていた。
まあ今となっては会社の電話の仕組みもだいぶ変わったし、自分も勤続15年以上になり変な電話を取ることは減った。
でも時たま、嫌な思いをする…。