元日から大変な事態になっておりますね、多くの方の無事を祈るばかりです。
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さて、昨日帰省したのだけれど。両親(というか父)がこれを出して待ち構えていた。
これどうやって処分する?と。……確かにもう40歳である、名前と家紋を除けば売れるかなぁ、売れなくても処分だなぁ。七段飾り、私の身長よりあるよ!
全部飾るのに2日かかったらしい。そういえば最後に飾ったの、小学校2年生くらいだったかもしれない、あまりに大変そうだったので、特に文句もなかった。そして昨日まで完全に存在を忘れていた。今でも十分に美しく立派に見えるし1段目の車を引く牛がかわいいのだが(でも五人囃子の欄干の電球は一つ切れているが)、一応姪が9ヶ月なので3, 4歳になったら聞いてみる?という案も出たが、中古の雛人形に需要はあるのだろうか…?
(2023年に亡くなった、母方の祖母(祖父は私誕生時点で故人)から私に贈られたもの。妹たちには日本人形が贈られた。)
ついでとばかりに、日本人形群と正月用羽子板も出てた、いずれもガラスケース入り、羽子板はオルゴール付き。(私のは「一月一日」(年の始めのためしとて~♪)が流れる。)
羽子板に現れる姉妹格差。右から長女(私)、次女、三女。露骨すぎる。
……考えると、私って結構お嬢様育ちで、溺愛された方だよな、と。ただ同時に、「長子」「跡継ぎ」「婿をとれ」「男だったら」も結構言われた。当時は普通だったと思うけど、しかし幼稚園の頃から男児に負けてなるものかと思っていたし、妹たちよりも、よその男の子たちよりも、優秀で、かつ女の子らしく優しくなければいけないと思っていた。人に尊敬され慕われるような、大切にされるような人になりたいって思ってた。……最後に振ったときに、もう男は当てにならない、いらない、と思ってしまったが……。(結局、家の存続よりも自分自身の方が大切になってしまった。)