まあ嫌われない方がやりやすいので、ある程度猫被って過ごしているけれども。(ぱっと見、大人しい人、優しそうな人、らしいので、成功はしていると思われる。)昔はあんなに他人を気にしていたのに…年をとったということか。
金曜は秋の新歓で、普段はパスしているんだが自分のグループにも異動者いたので出席した。
普段そこまで会社の人たちと仲良くしていないというか当たり障りなく接しているので、どう思われているんだろうなぁというのを多少は気にしていたのだが。だって女性率15%なんだようちの会社…異性相手の距離感は昔から難しい。あとうちは再雇用の宝庫なので。みんな再雇用になると異動してくる…今回、「だって今までの部下に使われたくないだろー?」ってはっきり言ってた人もいたな。
若干セクハラ気味の人もいたが、こちらもアラフォーなのでスルーする。先月40になったって言ったらやっぱり見えないらしく、学生の頃は「落ち着いているからもっと上だと思った」って圧倒的に実年齢より上に見られていたので、いつから逆転していたんだろう?って気になっていたんだが(3年前?現場に応援行ったとき、入社数年の女子たちに20代後半だと思ったと言われたときは、喜びよりも困惑が大きかった、どんだけ苦労知らずな顔しているんだ、私?、と思って)、おじさんたちによる分析の結果、肌の感じらしい。…人に言われると上、下、どちらに見えてもちょっとモヤるものなんだな、という結論。まあ今更、会社の人たちにどう見られても大して気にならないが…、自分の肌がきれいなのは良い気分なので、今後も適度にがんばろう。
あとは、後輩から「スミさんって優しいと思うんですけど、優しそうな雰囲気してるじゃないですか、でもときどき怖くないですか?」言われる。「そうかな?」「その『そうかな』が怖いんですよー!」…フフフと微笑んで終わらせた。
実際、当たり障りなくやれればいい、他人のこと、助けられるものは助けるけれども、最終的にはどうでもいいと思っているからね…そういうのがにじみ出ているんだろうね。
独身なことを「どうして?」も結構聞かれたが、はっきりは答えなかったけれども。他人を、特に男どもを信用していないからだよ、とは言えないので、それも「フフフ」で終わらせた。
……震災のときもその後も、未遂のときも、他人が助けてくれて、今でも私は生きていて、でも、それは私がしてほしかった助けとはちょっと違ったんだよ。彼らの行いは、世間一般では正解なふるまいなんだろうなと思って、うなずくのが正解なんだろうなって、うなずいて終わらせたけれども。私がしてほしかったこととは違った。「そうじゃなくて」と言っても良かったけれど、理解されないんだろうなと思って(だから未遂まで行っているので)、確かに助かったのだけれど、同時にものすごく孤独も感じて、そのまま家族とか仲の良い人、距離の近い人を装って生きていくのは私が無理だ、また潰れてしまうと思って、みんなからそれなりに距離をとって生きていくことにした。一人で死ぬことになるだろうことよりも、自分に無理をさせてまで生きていく方が地獄で、怖いことだった。