一つ、優先搭乗を守らないやつがいる。航空会社が容認しているのも腹立たしい。
二つ、ファーストクラスにラフな格好の若造が乗っているのが腹立たしい、俺が若い頃は云々。
……お、おう…何という狭量具合、と思ったけど、そうなんですね~、で流した。いや、そんなことで腹をたてられるくらい、自尊心?があり、また腹を立てられることを許されるくらい、周囲に受け入れられ、愛され、幸せな人生を歩んでいるんだろうなとも思ったわ。卑しい人間がいたとして、彼らを叱りつけ、正そう、正したい、こんな状態は間違っていると怒れるのは、人生に絶望していない、諦めていないんだと思う。あるいは、若造に怒れるのは、自負があるとともに、他の人には他の人生経験があるという想像力が足りないだけな気もする。そんな未熟で傲慢な認識でずっと生きてこれるくらい、楽な人生歩んでるのかな、少なくとも女だったらやっていけなかったろうなと思ってしまったわ。(存在を否定されたことがないのかなと。されても跳ね除けられるくらい、自分を肯定できる精神を育てられる環境だったんだろうなと。)
理不尽なことなんていくらでもある、他人には他人の事情がある、自分がいつでも正しいとは限らない、なんて、青年期までには学習しているもんなんじゃなかろうか、と。
……まあ、言ってみただけで、ちゃんと分かっていて、あるいは他の理由で、飛行機には乗らないのかも知れないし、単に新幹線の方がとっても好きなだけなのかも知れないけどね。(しかし1,426kmだよ?何時間かかったのか…。)