
2021.7.18「まぎわのごはん」
修業先の料亭を追い出された料理人が行き着いたのは、『まぎわ』という小料理店。店にやってくる様々な病気を抱える人と向き合うマスターらの姿に、彼は変わっていく…というストーリー。
もう、ここになんて表せばいいか分からないくらいの感動の波!
作中では、
食と→命と→生きることと→心と
向き合っていく。
いつしか乱暴でめちゃくちゃな主人公は
私自身に重なって、
マスターのやわらかさも
親方の渋さも
全身に染み込むよう。
そう、まるで出汁のように。
さらりとしなやかで、
それなのに美しく繊細で。
死を受け入れていく人々の話には
賛否両論あるだろう。
もちろん受け止め方なんて自由だ。
けれど、それでも私は
この話を一生大切にする。
心と心を繋ぐ食の本当の在り方を、
そっと教えてもらえたような気がした。
明日から何か自分は変わるだろうか?わからない。けれど、この本から得たぬくもりは、きっと形を変えて心の中に残り続けると確信している。
…ここまですっかり語り尽くしてしまいましたが、私は批評をするほどの知識もありませんし、技術もまずまずです。だから、記念すべきブログ第一歩はただただ溢れ出る感情をぶつけてみました。
もし少しでも興味を持ってくれた方は、
ぜひ読んでください!
必ず何か新しい光と出会えるはずですっ
とりあえず私は、もう遅いけれど、
これから眼鏡を洗いにいこうと思います。
涙なくして読めない一冊で、
すっかり曇ってしまいました。
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