最後の試合～娘へ。

娘の最後の大会は、大地震の中始まりました。
そして

娘の最後の大会は、中学最後の試合になりました。



娘がバスケを始めたのは小学5年の冬。
大会に出るための人数が足りないから、と頼まれ
それまでならいいよ、と受けたのが始まり。


人数ぎりぎりだから、すぐスタメン。
できないことがたくさんあるのに、どんどんいろんなことを要求されて
何度かくじけそうになってたね。
でも、途中でやめないという私との約束を
娘は守りきりました。

このミニバスの一年で
骨折すること三回！
最初の骨折は左薬指。
でも次の日の試合にぐるぐるテーピングをして
出場したっけ。
治ってすぐに左手首にひび。
この二ヶ月あとには左中指。
どのときも休まず行ったよね。


中学はこの仲間と違う学校になって
それでもバスケを選んだ。

入ってすぐに右足首の骨折。
このケガで娘は友達のありがたさと冷たさを知ったと思います。
私たちも「転校」まで考えましたが
娘は乗り切りました。

二年になってからは
強いミニバスからきた困った後輩たちと
練習嫌いの先輩に挟まれ

部長になってからは
この困った後輩と練習嫌いの仲間をまとめるのに
ずいぶん苦労していました。

娘はバスケが大好きです。
こんなに好きになるとは思ってませんでした。
だからこそ
やめたい、と何度も口にしたし
悩みも多かった。

でも最後まで頑張ったね。

自分でも書いていたように
口に出すのがヘタな分は
自分が必死にやって見せることで伝えようとしたんだね。

最後の試合は地震のせいで
私しか見てあげることができなかったけど
あの大きい体育館で
誰よりも自分らしく、とてものびのびとプレーしてた。
苦手な外からのシュートも決めた。
前ならはずしてしまったゴール下のシュートも。
結果は散々なものだったけど
ほんとに最後まであきらめずにコートを走り回ったね。


この先
バスケを続けるかどうかわからないけど
つらいこともたっくさんあったけど
きっとバスケやってて良かったと思える時がくるはず。

おつかれさま。
そして、ありがとう。


あなたは
ママの自慢の娘だよ。