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BCジャケットの修理相談で最も多いのが肩口バルブ破損問題です。
圧倒的にNDSとSCUBAPRO製が多いです。
「長期保管の経年劣化や重荷でベースが割れたり、開け閉めによりネジ山が破損するケースなど色々とあります。」と記載しましたが、ダンプバルブ機能（インフレーターを下に引くと肩口からエアが抜ける）で強く引きすぎることでも、毎回のことだとネジ部に負担がかかる恐れがあります。
ほんの僅かな力で、ソフトに引っ張ると抜けるのですが、もしかしたら私たちが思っている以上に強く引いてる方もいるかもしれない、と思い始めました。
ここ10年くらいのTUSAのBCは、このようなトラブルはほぼ無いです。製造設計が優秀なのは勿論ですが、ひとつの理由にインフレーターの長さ（TUSAは非常に長い）もあるかもしれません。
NDSに破損が多いのは、インフレーターホースの短さもあって、どうしても強く下に引っ張ってしまうのかもしれませんね。
SCUBAPROのBCで破損するモデルはある程度決まっているので、これは製造に問題があるケースも多いです（笑）
かといって壊れるのが嫌だからと、このダンプバルブ機能を使わないのは、絶対にダメです。
スマホあるのに、壊れたら嫌だから電話しか使っていない、というようなものです。
もちろんスタビなどで、右ノブを引いて抜くときも同じです。
ダンプバルブ（強制排気）を少し強く引っ張っていたかも、と思った方は少しソフトにしていきましょう。
そして「BCは消耗品」ということで、やはり15年超で一般的な限界が来ると感じます！
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