そういえばPADIインストラクターになって今年で15年になる。
新人プロになったときから自分の中で決めていることがある。
経験の増えた今では他にもたくさんあるけれど、当時は
この3点だった。
純粋に楽しむだけのファンダイブをガイドするとき、
(1)ゲストを水深30m以上へ絶対連れて行かない。
(よほどの事がない限り基本的に18m以内の計画を立てるが)
(2)残圧は「全員が」最低50は残して、海からEXする。
(3)ゲストに対して常に高感度アンテナを張って、異変を感じたら
積極的に中止を勧める。
ということだ。
実はすべてが、尊敬する先輩インストラクターの受け売り
ではあるけれど。
それなりの目的ある講習やプロ仲間と潜るとき以外は、この15年
ほぼ守られていると思う。というか少なくとも記憶の中では思い出せない。
勿論、これがすべてにおいてベストかと言うとそうではないと
思う。残圧がたくさん残った状態でEXしなければならない人も
出てくるだろうし、より深いところで楽しみたい人もいる。
またせっかく楽しみにしてきているのにやめた方が良いよ、と
言われるとしらけてしまう人もいるだろう。
だけどお客様の安全の為にできる限りのことをやりたいと
思う気持ちは、今でも全く変わらない。
お客様には家族もいて、愛する人もいて、友人もいる。
ダイビングインストラクターはそこまで背負わなければならない
のだ。
そういうとかっこよく聞こえるけど、要は極度の小心者なのだ。
そして万が一何が起こっても自分で絶対に後悔したくない
という気持ちも強い。
その為に、意味のある行動をする。
そんな自分は、意外にインストラクターに向いているのではない
かと、ようやく最近思い始めた。
2008年もサンマリンは安全第一の無事故ダイビングを継続します!
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