ダイビングショップ店長ブログ.サンマリンショップ.tel.079-293-1506.NDS正規販売店

オーバーホールはBCジャケットも忘れずに

こんにちは。
ダイビングショップ店長のサンマリン・ナラザキでございます。

オーバーホールでよく聞かれるのが、
レギュレーターは命の綱だから必要性は分かるけど、BCジャケットはオーバーホールしなくて良いの
では?という内容です。

これは全くの誤った考えです。

自信を持って断言しますが、
レギュレーターと同じくらいBCのオーバーホールは重要です。

BCといっても大事なのは、本体ではなくインフレーターボタン部です。

極端な話、本体袋部のエア漏れは漂流しないかぎりは大きなトラブルにはつながりませんので
起こってから対処しても良いかもしれません。

ただ、ボタン部の作動不良は命の危険につながることもあるのです。

今まで数多くのお客様の器材を分解してきましたが
レギュレータよりもBCボタン部の方が潮の腐食や作動不良が起こっている確率が
格段に高いです。

例えば、レギュレーターのエア漏れであれば呼吸は可能ですが
BCの作動不良はそうはいきません。

よくあるのが、水中で給気ボタンを押した所、潮や砂つまりでボタンが戻らなくなり
急浮上してしまうというトラブルです。
ダイバーのみなさまなら急浮上の危険性はよくご存じのはずです。

他店ゲストさんですが、実際に2回ほど海で目撃しました。
幸い命に別状ありませんでしたが、ひとつ間違えれば死に直結する重大なトラブルです。

それ以外にも、ボタンを押していないのに勝手に少しづつ給気される、というのも
よくあります。
「BCの空気は抜いてるのに、しばらくすると身体が浮き気味になる」というのは意外と
こういったBCボタンのトラブルが潜んでいることがあります。
これは当店ゲストでも何度か経験があります。

BCボタン部の潮や砂つまりはいくら水洗いしていても防げない箇所ですし、スタッフであっても現場での
即修理は難しいことが多いのです。(逆にレギュレーターのエア漏れは大体止められます。)

そしてこの急浮上のトラブルになったらインストラクターでも助けることは難しいのです。

ぜひBCボタン部もレギュレータと一緒にオーバーホールしておいてください。
よろしくお願いします。


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ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました(^^)
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