26年間一度も不調になったことがないレギュレーターセットの洗い方
2019-02-16 10:16:33
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ダイビング後に私が毎回やっているレギュレーターセット(NDSポレスター1)の洗い方を紹介します。
この器材を使い続けて約26年、フロー(少しのエア漏れ)したり、不調になったということは一度もありませんので、使用後の洗い方としては大きく間違ってはいないかと思います(^_^;)
※もちろんオーバーホールや部品交換は必要に応じて行っております。またすべての環境や機種に共通するものではないのでご了承ください。
私たちのホーム(香住)では、洗い場に来た時は、このようにタンクに接続された状態なのでそのまま水槽につけます。
まずは水桶内で、振りながらパージボタンを数回全押しします。(メインとオクトパスの両方)
ココがギア洗いの一番のポイントです。
これである程度内部の砂や異物が流れ出て、なおかつ可動部に残りがちな海水(塩分)もエアの力で除去できます。
次にホース水流をマウスピースに突っ込んで(約15秒)、さらにセカンド内部の砂や異物、海水を洗い流します。(メインとオクトパスの両方)
内部に砂や異物が残ると次に使う時に口に異物が侵入するかもしれません。
水につけおきするだけだと、内部の異物は出ませんし、海水が残る箇所もありますが、パージボタンを押すことで可動部に残りがちな塩分まできれいに除去できます。
少し水洗いから話は逸れますが、この部分がレギュレーターの命です。(内部の空気出口)
ここに砂が詰まったり、海水が腐食して固形化するとフローしやすくなります。
パージボタンを押すことで、左の黒い部品と右の金属シートが離れて空気が流れます。
丸く削られた低圧シートの形状にエア漏れしにくいNDSの技術が詰まっています。
さて、次にファーストステージですが、こちらもホース水で洗い流します。(約20秒)
穴から水を入れたり、ダストキャップも軽く洗います。ターボダイヤルは可動(回す)させて洗うことはしていませんが特に問題ありません。
このダストキャップの水洗いは意外と重要で、ここを真水で洗っておけば、水分がある程度付いたままキャップを閉めても全く問題ありません。私はエアで吹き飛ばすことはもちろん、もはや口で吹いたりもあまりやりません。
ただ我々は頻繁に使うから大丈夫なのであって、普通はタオルで拭くなどするのがベターです。
ついでにホース根元付近に劣化やふくらみなどの異常がないか、洗いながら時々確認しています。
また話は逸れますがファーストステージ(NDSディープ)を分解すると・・・
部品はこれだけ。超シンプル設計です。
ファーストステージも簡単に水で流したら、中を乾燥させる意味で、数回ずつパージボタンを押し、エアを通して終了です。
ちなみに、付け置きはほぼやりません。
私の洗浄ポイントは「可動部を動かして洗浄」と「内部の乾燥」です。実際に水洗いにかかる時間は3分くらいです。
以上です。
さて、一般的な環境では、タンクから外した状態で洗うケースが多いと思います。
この時でもファーストステージは上記と同じです。(キャップは閉めましょう)
セカンドステージは上記とは違い、水桶の中でパージボタンが押せなくなりますが、それでもパージボタンは押して、可動部を洗う方法があります。
まず上記と同じように、水につけたりマウスピースからホースの水流などで洗って、内部の異物除去をします。
次に「水から上げてから」数回パージボタンを押して内部のレバーを動かします。
このとき、ホース方向に水滴が入ると良くないので、接続ホース部を上に向けて押すと安心です。
これだけでも、可動部の塩分や異物除去には結構効果的だと思います。
その後、干すときにできるだけセカンド内から水が抜ける向きにしておくのがおすすめです。
ちなみに、ホース水がなく、洗い桶の汚れや海水濃度が高いなと感じたら、エアを通していないパージボタン押し洗いはしない方が賢明です。
あと、かなりおすすめしたいのが、水洗い前にタンクからレギュレータセットを外すとき、メインレギュレータはもちろん、オクトパスも、パージボタンを「数回」押して可動させる習慣をつけておくことです。
エアの力で少しでも中の海水を吹き飛ばしてやるイメージです。長い目でみるとかなり効果的です。
「可動部を動かしながら洗う」というのはBCボタン、ダイブコンピュータ、カメラハウジング、ライトなどでも同じく、非常に重要です。
すべてのボタン部を押しながら洗ってください。
以上、参考になれば幸いです。ご質問あればいつでもどうぞ♪
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