ダイビングは安全ではありません。
2013-07-11 15:59:54
ダイビングショップ店長のサンマリン・ナラザキでございます。
毎日暑いですね。
気温とともに、ダイビングも熱いシーズンに入りました。
ダイバー全員に熱くて楽しいダイビングをして欲しいと思いますが、
やはりダイビング事故のニュースが多く入ってくるのもこの時期です。
「気温が上がった今日、海の事故が相次ぎました。」
という毎年繰り返されるニュースは聞きたくないですね。
皆様にとっては興味ある話ではないかと思いますが、
ダイビング業界に関わる人間として、安全ダイビングの
注意喚起をさせてください。
●これから講習を受けるみなさまへ。
イメージとは異なるかもしれませんが、ダイビングには多くの危険が伴います。
海水浴やスノーケリングで海に行くのとは、全然違います。
ですので、自分の命を守るスキルはきちんと習得しなければなりません。
自分の命を預けることができる、と強く思えるお店に行って下さい。
一人のインストラクターで講習対応できるのは、
優秀なインストラクターと水泳ができる優秀なゲストが集まったとしても、
3名(2バディ)です。
泳力に自信がない人や、体力に不安がある人は、それなりの対価を払ってでも
マンツーマンで講習してくれるお店を選ぶべきです。
●ダイバーのみなさまへ。
経験の有無に関わらず、皆様はダイバーとして「自己責任」のもとに
自分の命は自分で守るダイビングしなくてはなりません。
水深1Mで構いませんから、インストラクターの監視下で
水中でマスクを外して、装着してみてください。
それでストレスがあれば、パニックにつながるリスクを抱えたまま
ダイビングしていることになります。
それは非常に危険なことなのです。
ガイドやインストラクターに、みなさまのスキル不足を補う役割は
ありません。
どんなに有能なガイドインストラクターでも、複数のダイバーが
一緒の場合、個別のダイバーをずっと監視することはできませ
ん。
またインストラクターも経験の差、当日の体調、集中力等によって
安全度が大きく変わります。
インストラクターが一緒だから常に安心、という考えは今すぐに捨てて下さい。
むしろ、安全に関して甘いインストラクターもたくさんいます。
また、ブランクがある方、
経験の浅い方、
スキルに不安がある方は
通常のファンダイブに参加せずに、対価を払ってでも、
マンツーマンか、多くても2名で開催できるスキルチェック等の復習コース
や、体験ダイビングコースに入って下さい。
ダイバーだから自動的にファンダイブコースへ、という考えは捨てて下さい。
最後に・・・
ダイビングは基本、危険を伴う遊びです。
準備をした人だけ、安全を手に入れることができます。
それを常に頭に入れて楽しんで下さい。
●ガイド・インストラクターのみなさまへ。
Cカードを保有しているからといっても、初心者ダイバーは何もできません。
みなさんが初心者だった頃とは違います。
上級者ダイバーだからといっても、大丈夫だろうとほったらかしてたら何
かやらかします。
特に30代後半からはリスクが年々、驚くほど増大します。
ダイバーを責めたり、講習したお店を非難しても、
最終的に責任を被るのは、その日に担当した自分自身です。
事故が起こったら、免責サインなんて、ほぼ無効です。
それならば、甘いダイバーには勇気を持って
「ダイビングは危険です。」
「それができなければ、死にますよ。」
「一緒に練習して、上達しましょうね。」
と遠慮せずに、言葉で直接言いましょう。
海の安全に、年齢や仕事の地位や金銭云々等、
全く関係ありません。
最後に、体調や海況が悪い時は、迷わず休んで下さい。
その時迷惑をかけたとしても、一生ダイビングが出来なくなるよりは
ましですよね。
あなたがダイビングできなくなると、困る人がたくさんいますよ。
今年こそ、事故ゼロを目指して頑張りましょう!
※あくまでサンマリンショップ独自の考えです。
この内容を不快に思われた方がおられましたらお詫びします。
申し訳ありませんでした。
********
ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました(^^)
ダイビングや器材に関するお問い合わせを、心よりお待ちいたしております。
インターネットから→お問合せフォーム
店長直通メール→sun-m@maroon.plala.or.jp
お電話→079-293-1506 楢崎(ナラザキ)まで
ご来店の際は、必ず事前にご予約下さい。
●サンマリンショップ姫路のwebサイトはこちら
コメント一覧
サンマリンショップ姫路
ガチャ
最新の画像もっと見る
最近の「お店やスタッフの頭の中のこと」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事