大瀬ログ by クロ・ガチャ(サンマリン静岡スタッフ)
2007-12-19 08:48:31
携帯のメールには、「もし可能ならば」って書いてあった
気がするのだが・・・気がしただけか?。
「めっちゃ、うきうきです」「テンションあがりまくり」
「楽しみいっぱいですわ」などと、およそ引率者としての緊張感
が感じられないブログやメールを読み・・・潜る前から
プレッシャーは頂いておりました。もう満腹です。
さて、15日・土曜日。天気は、「富士山がキレイ」う~ん、よい雰囲気。
大瀬に到着してブルーシートを拡げていると、台車で器材を
運ぶ音が「ガチャ・ガチャ」・・・呼んだ?・・・なワケないな。
知った顔に声をかけて情報収集。あるショップ・スタッフ
「今、潮止まりだから凪いでるけど、ちょっと前はうねっちゃってEX大変
だったっスよ。ウチのゲストのコ、転がってましたもん。泣きはいってま
したよ。ボク、それ見て笑ってたけど。イッヒッヒ」「ハハハ(その転がった
コ知っているので馬鹿笑い)」
さて、次・次。
どうやら、外海のクマドリカエルアンコウは場所を少し移動したらしい。
サービスのスタッフに海況を聞くと、午後は外海は潜水禁止になると
思いますよ~、だって。そんなところにチーフガイドの鈴木くんが外海から
帰還。「どうでした?」「う~ん、もうそろそろ禁止にしようかな?って感じ
ですね。行って、見てから決めてもらえば」「(ということは、まだギリで
入れるってこと?まだギリでおいらは、おっさんじゃないよね?)」と
目で訴える・・・。
で、姫路組と合流してポイントを相談。茶藤さんの「クマドリが見てェ
(なぜか江戸っコ調に聞こえる)」の一言で、コースは決まった!
1本松からEN。クマドリを見て、オニギリ岩を経由、そこからどーんと
深度を下げて、ムチカラマツのうねる中を泳ぐサクラダイを見て砂地を
大川下方面に深度を上げ、オアシス岩(と勝手に呼んでいる)で
板ちゃんの100本記念撮影だっ。みんなをひーひー言わせちゃる。
というわけで、一路、台車を押して外海へ。駿河湾へ続く坂道を
ひーひー言いながら登って海を見る・・・海を見る・・・。海を・・・ざぶーん・・・。
ゴロタに砕ける波涛のごとく、ダイビングプランも泡と消えました。
したがって、1本目は湾内・マンボウ前に変更です。
湾内はニゴニゴです。すごいことになってます、とは聞いていましたが。
実はマンボウ前は、あまりよく知らないのだけど、沖のケーソンに
ウミウシもいるし、潜ってりゃ魚礁にもぶつかるだろう、と覚悟を決めます。
はい、ここから海ログですよ(やっと)!
大瀬崎湾内/マンボウ前 EN 10:58 EX 11:38 潜水時間40分
最大水深 23m 平均水深15m 水温 17℃ 透明度 夜
フィンを履いて早々に遅れをとる者1名。「マスクがうんちゃら、かんちゃら」
言ってます。ようやく近づいて来てK:「スノーケル落とした」S:「後で探しま
しょう(そんなん、後、後早よ潜るで)」チームワークはバッチリです。
先ずは水面にぽっかり浮かぶブイに集まります。別グループが居たので、
待ちます。すると、水面でブリーフィングを開始。「(そんなん丘でやれよ)」と
思いつつ、イントラらしき人物「・・・ガンガゼに注意して下さいね」。いけね、
初大瀬組には言っておかなきゃ。
そのグループが潜行した後、わざとらしく「大瀬はガンガゼが多いんで注意
してね」と皆に伝える。・・・なのに、まさかガンガゼに手を突っ込む人が
出ようとは(泣)。
激ニゴリのため、ブイに付いたロープを伝って潜行します。いつもなら水面
からフリー潜行しますが、そうはいきません。見えないんですもん、まるっきり。
まさに頼みの綱はトラロープ(=綱)です。
ロープを伝っていくと、黒くてもっこりしたものが動いています。ダルマオコゼ
でした(たぶん)。とりあえず、何か居たのでホッとする。更に進むと、
細長い物体が、エソか?コチか?それともホタテ(ウミヘビ)か?
じっと見る。ヨメゴチだ。ヒレが大きくてかっちょいい。
ロープが交わり、もう一方のロープの先には、おそらくケーソンが。
しかし、そこは天の邪鬼なクロ・ガチャ、そうは行きません。というわけでワケ
の分からん方向へ行くことになりました。運良く岩だか何かにピカチュウが。
ちょっとでかくて可愛げが無いけど、ここは感謝しとく。
振り向くと、ダークバスターの光とダースベイダーのような影。あせッ。
ひーふーみーと数える。まさかこんなことになろうとは。
一応みんなおとなしくついて来てくれているよ。
そこから更に進むとタイヤと金網の魚礁が現れました。キンチャクダイの
幼魚が可愛らしく泳いでいます。サツマカサゴなんかもいました(確か)。
ここで少し時間をつぶせるよ、と皆を魚礁で遊ばせて周りをキョロキョロ。
少し先には、でっかいカリフラワーのようなトサカがエビでもおるかな?
と覗く覗く・・・けど、空振り。なかなかうまく行きません。
みんな各々ウロチョロして写真などを撮っていると、DM二人組が
何やら怪しい動き。
はっ!板ちゃんの100本記念撮影だ。
「いいのか?こんな何にも無いトコで?こんな薄暗いトコで?」・・・
来年はキレーな大瀬ブルーで150本記念だよ、板ちゃん!と言って
おく(心の中で)ことにした。
さて、沖の方には何か(魚礁)あるのだろうか?見てみるが、物体があって
黒いのか?単に黒いのかわからん!全くもって手も足も出ん。
時間もそろそろなので、戻ることにした。打ちのめされた・・・そんな
敗北感に浸っている自分の周りをキビナゴの群れがグルグル回っていた。
かすかに差し込む光をキラめかせ、あっちに行っては、こっちに戻り、
イナダに追われ慌てふためき、まるで自分の頭の中のようだった。
・・・続・・・
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