下界の娘

電車に9年乗っていない


最初は、座る事ができれば乗れていた。パニック障害といってもすぐ治ると思っていた。まだ軽症だった、今思えば。
だけれど座っていてもだめになり、
もう乗ることが極度のストレス、恐怖となり
ずっと乗っていない。


それでも小学校一年生のときから、満員電車に毎日乗りながら
14年、そこから仕事でまた毎日乗る事も含めると(+6、7年)
まだ乗っていた年数は、超えていない。

いつ普通に乗れるようになるのか、考えただけでもうストレス。

小学校から乗っていたときにもう既に、具合悪くなったり
耐えられなくなって、4,5駅で降りては休んだりしてなんとか学校に辿り着いていたのを思い出すと、元々要素はあったってこと。
閉所恐怖症的なものも絶対あった。

コロナ禍になって、テレワークが増えたから、どうやら乗車率190%~ではなくなったようだけど、
言ったって、まだまだ東京にいる限り、人の多さは異常で電車が空いてる状態なんてほとんどない。

戦争時の兵士たちの極度のストレスに、満員電車のストレスは匹敵するらしい。(たぶん)

私の場合、
この幼い時からの満員電車通学に加えて

14年間学校生活そのもの

父が急死したショック(それで取り巻く環境も変わった)

母親が毒親だったこと(父親が急死するまではよく解らなかった)

そもそもの乗り物酔いしやすい虚弱体質


これらが自分なりに分析したパニック障害の元凶。

こんなにあるんだから、
なかなか治らないわけだわ、と途方にくれて
死にたくなるときがある。

どこの部分でどうしたら良かったのだろうと遡っても遡っても
自分自身が能力が低いし、体力もないし、
結局
あの時こうすれば変わっていたかもしれない時期なんてなかったのかもしれない。その時はそう選択するしかなかった時点で自分なんだ。
アホなんだから。

アホなのに電車が乗れないなんて
生きづらい。
田舎の電車のことは解らないけれど
都内の電車は本当に小さい時から過酷な乗り物だった。

でもパニック障害的には、今は
電車よりも飛行機とエレベーターの方が正直恐怖の乗り物。
電車はね、まあ地面に着いているからなにかあれば最低降りられる。
周りに止められても無理矢理にでも降りることが出来る。
でも飛行機は窓は開かない、外の空気吸えない、地面歩けない
エレベーターも閉じ込められたら密室でおトイレ問題が一番生じる最も
怖い乗り物かもしれない。

皆がよく知っている金田一耕助シリーズの作者、
横溝正史も赤面恐怖症、乗り物恐怖症、閉所恐怖症であったようで
世間ではあらゆる便利な移動手段=自由の象徴であるけれど、
横溝正史にとっては不自由への恐怖だったよう。

横溝正史に会って話してみたかったです。






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