「ちょっ!え~~!?」「あ~~!」「うわぁ~っ!」というセリフを見て、僕はてっきり、天野アキみたいな調子で、大げさに叫ぶものと思い込んでいましたが、実際のCMを見ると、意外にぐっと抑えた感じでした。
考えてみれば、私たちがふだんの生活でちょっとしたハプニングに遭遇しても、せいぜい「あ…」とか「はぁ?」とかいった小声で済んでしまいます。
前回の「人生は、夢だらけ。篇」は、人生の出会いや別れ、冒険などをドラマチックに描いたものでしたので、「はっきり言えよぉ!」「またね~!」「行けぇ~!」「きゃあ~!」という絶叫がぴったりでした。今回は、あえて対極を狙ったのでしょうか。
特に、街灯にぶつかった時の「痛いっ」は、『本当はかなり痛かったんだけど、大っきな声を出すと周りにドジを気付かれて恥ずかしいから、我慢しちゃった』的な小声になっていて、つい「あるある」と言いたくなるシーンです。
ただ、そういう流れで見ていると、最後の、『散歩中にバナナの皮でスベって舞い上がり、大きな穴に落っこちる』というエピソードは少し毛色が違っていて、ここだけメルヘン調に仕上げています。
できれば、最後まで日常のプチ不運で通してほしかった、という思いはありますが、演じるのが能年さんだからこそ、こういう脚本が出来上がったんだ、と思えば大いに納得がいきます。
夕暮れの空を見上げる能年さん。
視線の先に見つけたものは、星座? 流れ星? それとも、明日への希望?
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