マリクロブックス
『たくましく生きる つぶやき』
知恵のつぶやき編
第40回
★1月12日(木)~1月18日(水)
1月12日(木)
あらゆる仕事は、はじめる前に、関わる人が集まって、ことばによって、なぜそれを行うか、どのように行うかを、話し合ってからはじめます。
行動する前に、よく相談しましょう。
こころの移り変わる兆候は、面に出ます。
うまくいく、うまくいかない、生かされる、生かされない……この四つになって、現れます。
それらをもたらすものは「言葉」です。
1月13日(金)
若者なら、若い時に幸せであるように、青春の日々、あなたがたのこころに、喜びを、与えましょう。
好みに従って、目にして欲するところは何でも、こころのままに、やりたいことを行って、楽しく過ごしましょう。
しかし、覚えておきましょう。
行ったことの全てが、のちのち判断されて、報いを受けることを。
1月14日(土)
この世界で起こるすべての事が、定められた時に起こります。
地球のあらゆるものごとは、それ自身の時間を、それ自身、時期をもっています。
誕生の時も、死亡の時も、定められています。
万事、決められた時にうまれて、決められた時になくなります。
1月15日(日)
篩《ふるい》にかければ、ごみが残るように、口から出ることばのなかに、話の中に、こころの汚れが現れます。
陶芸家は、炉によって、その器が明らかになりますが、同じように、人は述べることによって、試され、その器が明らかになります。
よく手入れされた木は、その実からも分かります。同じように、こころに潜んでいる自惚れや独断なども、話されたことば、書かれたことばによって、分かります。
話を聞かないで、その人を褒めないように。
その人が口にすることばによって、褒めるに値する人かどうかが、分かるからです。
1月16日(月)
たった一人でいるよりも、友だちがいるほうが、暮らし向きはよくなるでしょう。
なぜなら、あなたが働いて得たものよりも、もっと多くの喜びや楽しみが得られるからです。
一人よりふたりのほうが良いのです。
一緒にいれば、より有効に働くことができ、労苦の報いも大きいからです。
1月17日(火)
ふたりでいれば、一人が倒れたら、ひとりが助け起こすことができます。
独りでいて、倒れても、誰も助け起こす人がいないなら、それは最悪です。
近くに友だちもいなくて倒れてしまったら、本当に困ってしまいます。
寒いとき、ふたりで一緒に寝れば、暖かく居られますが、ひとりだとどうして暖まることができるでしょうか。
1月18日(水)
一人だとたやすく破られてしまう攻撃にたいしても、ふたりだと抵抗することができます。
三本の縄で編まれた綱はすぐには切れないのです。
家族も友人もなく、たった一人で暮している人がいます。
彼らは、多くを得るために働くことをやめませんが、自分が所有しているものに、決して満足することがないでしょう。とても空しいことです。
ケータイ専用サイト「POPマガジン」で連載中