昔々、田舎のムラで行われていた星祭。
少女は水辺の小屋で聖なる棚機ツ女《たなばたつめ》として機を織る。
それを守るのは、彼女が慕う無口な幼馴染の少年。
祭りの七日間、少女はある賭けと祈りを胸に愛しい人を想いながら機を織る。
目に見えないものを信仰するムラの人々。
医者の一族の少年は「穢れた一族の者」と後ろ指を差されているため、
ムラの思想を心から嫌悪していた。
少女の一途な想いは少年の閉ざされた心を救うことはできるのか――。
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星の王子さま―オリジナル版 | |
サン=テグジュペリ | |
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