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樋口一葉の最後の14ヵ月。

2010年04月13日 12時32分42秒 | 本*読書*芸術*人文
『たけくらべ』も『にごりえ』も『十三夜』も、
22歳の年の12月~24歳の誕生日を迎える3月頃までの、
いわゆる「奇蹟の期間」といわれる14ヵ月の間に書かれています。

22歳から23歳の1年と2ヵ月。

24歳の誕生日を迎えた3月には病状は悪化していたでしょうから、
それ以前から執筆は病床で行われていたのでしょう。

8月には、家族は医者から「絶望」と告げられて、
11月に亡くなりました。

不治の病と闘いながら14ヵ月で、数編以上の小説を完成させた一葉。哀し。

樋口一葉の書き残した言葉と作品は、
19世紀、20世紀、21世紀と、
日本の女性が書き残した言葉や作品の連なる山脈の、
頂上付近にあります。

一葉の日記に記された言葉から伝わってくるもの。
『にごりえ』『たけくらべ』から伝わってくる言霊。

お札が宝物ではなく、
言葉が宝物であることを、

死に直面しながら人生最後の14ヵ月で、
こころに残る名作を書き残した樋口一葉が教えてくれています。










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