
2017年12月18日(月)開演18:30~
EXシアター六本木
志の輔
「ディアファミリー」
「歓喜の歌」

友達に誘われて再び志の輔らくごに行って来ました。
新作らくごってどんな感じかなぁと少し興味はありました。少しね。
到着!オレンジや赤の派手なLED。まずは入り口の撮影。

お花もた~くさん。NHKのガッテン!からも届いていますね。
舞台中央には色味をおさえた緑色の少し高めの台がある。その上には大きな赤いものが
乗っている。乗っているのではなくて上から吊るしてあった。
会場は避難誘導灯も消えて真っ暗。その間にその赤いものが上がっていったらしい。
明るくなると台の上には茶のようなエンジのような座布団が1枚置かれてあった。
志の輔師匠が歩いて来られた。
台の近くに到着するとお客様に中央、左側、右側にもそれぞれ一礼、そして2階にも
視線を移して一礼。
数段の階段を上がり座布団に座るとセンスを置いて深々とご挨拶。
思わずこちらも頭を下げてしまいます。つられます。
着物の色は金茶かな~羽織は黒で紋は何だろう・・・
「今日、初めて志の輔らくごにいらしたお客様がいらっしゃると思います。私が立川志の輔でございます。」
まさかの自己紹介。思わず笑いました。
全国で独演会を行っているそうです。10年前から富山県人会が主催する海外での落語会をしているそうです。
海外では現地に住んでいる日本人、海外赴任をされている人、外交官などの方が聞きにいらっしゃるそうですよ。
年に一回の落語なので聞きに来る方の意気込みというのか前のめりな感じが伝わってくるそうです。
「お客様のようにいつでも聞けるもんという雰囲気ではないのです。・・・」
そういいながら手をぶらぶらさせていました。会場から笑いが漏れて。


「大変ご無礼をいたしました。」と言って手をついてあやまる志の輔師匠。
時間はたっぷりありますが先立つものはそこそこしかありませんのでそんなにいつでも
何でも鑑賞できるというわけにはいきませんよ。行きたくてもチケットの抽選に外れることも
多いし・・・外れてホッとする時もあります。どういうこと?ん~、まぁいいか・・・

海外公演のお話でした。

海外勤務者、外交官などの方から日本では落語を聞いたことがなかった。
まさか海外で師匠の落語を聞くことが出来るなんて思ってもみませんでした。
落語を初めて聞きました。面白いですね。楽しかったと言われたそうです。
外交官は日本を代表して海外で働いている人。そのような方が伝統芸能を見たことがないなんて。
今まで何をしていたの?
これからは落語を聞きにきてくださるといい・・・
今年10年目を迎えたと言うことで富山の伝統芸能「こきりこ」を披露したそうです。五穀豊穣を願って舞うのですよね。
「ささら」というすだれのような道具?楽器?で音を出すのよね。
師匠が今日のお客様に「知らない?」と言ってその時の会場の様子とともに少しだけ歌ってくれました。ささらの響きも。
海外公演会場でささらの音が鳴り響くと会場からは「お~」という声がでて拍手喝采だったそうです。
とても評判が良かったそうですよ。
師匠「私はその時初めて、生のこきりこを見ました。」会場内大爆笑です。
あんなに「こきりこ」は知らないのか「今まで日本特有の伝統芸能を見たことがなくて今まで何を
していたのかといいたくなる。」と言っていたのに。
師匠「ですので、今日始めて落語をお聞きになるお客様。何の問題もありません。」
またまた会場内大爆笑。
切り口は辛口だけれど思いやりに満ちた落ち。うれしくなります。

他にもいろいろお話がありましたが・・・
新作落語の話にしようかしら。
「ディアファミリー」

勤続30周年を迎え会社から帰ってくるのを待っている奥さん、息子、娘。
社長から記念品を送った「驚くぞ~♪」と言われて楽しみにしているお父さん。
実は社長は狩猟の趣味があり剥製を記念品として社員に送っている。
お父さんが帰ってくる前に自宅に大きな箱が届く。家族が見てびっくり。
なんと鹿の頭の剥製が届いたのだ。外国の映画で暖炉があるようなのでお部屋に
飾ってあるあれです。一軒家でもましてやマンションで飾るところなどなかなかないですよね。
お父さんが帰って来てそれを見てびっくりはするが30年勤めた記念品なのでどこへ
飾ろうか悩んでいる。
家族から反対されそれなら押し入れに仕舞うというのだが、押し入れはいっぱい。
家族のものでいっぱい。でもお父さんの物はひとつもなかったのだ。
夫婦喧嘩をしてお父さんが出ていくというところまできてしまった。
息子はアイデアを出す。もうすぐクリスマスだし、玄関のドアに飾ろうと。
やっとの事、玄関の表側に飾り付け、家族は仲直りをした。ホットしているとまた宅配便が届く。
中身は何かと訪ねると胴体とのこと。
お話はここまでです。
その後、この家族はどうなったのかしら。聞き手が考えるのね。きっと。どこのお宅でもありそうな話し。
家族のために一生懸命働いたお父さんの荷物を置くスペースもなくて。
収納スペースが狭いからそうなるのよね。と言っても都心は住宅事情は厳しいから。
断捨離というのが話題になるのよね。
休憩
「歓喜の歌」

これ、素晴らしい。ドラマです。普通の人たちの日常が見えてきます。じわ~っと心にしみてきますね。演出もびっくりしました。友達は知っていたのですが何も言わなかったのです。
続きはのんびり追記します。
・・・

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