2017年3月21日(火)19:00~21:10
東京オペラシティ・コンサートホール
Sir Andras Schiff
Piano Recital
『最後から2番目のソナタ』
23日には『最後のソナタ』と言うのがあるそうです。
久しぶりに初台に行きました。何年ぶりかなぁ。
昨年、ピアノの先生がすごく好きなピアニストのコンサートに行くと
嬉しそうに話していたので教えてもらいました。
先生のお薦めだからとりあえず聞いてみようかなという程度でした。
チケットはほとんど売れていて1階でも端の方とか後ろとか手元が
見えないのに12000円では少しさみしいかなと思い、3階の中央より
少し左側6000円のお席を購入しました。
ピアノがまっすぐに置かれていたらたぶん背中しか見えなかったかも
しれませんがピアノが少し斜めになっていたので双眼鏡でバッチリ
見ることができましたよ。lucky!
今回、使用したピアノはベーゼンドルファーでした。
「ウィンナートーン」の代名詞となったベーゼンドルファー。
リスト、ブラームス、ヨハン・シュトラウス、ブゾーニ・・・数多くの
音楽家からの助言、そして「至福のピアニッシモ」といわれる美しい響きを
大切に継承し、楽器としての個性を確立することができたピアノです。
そして、現在も伝統工法に従い、熟練した職人たちの手で十分な時間を
かけて製作されています。世界に送り出されるベーゼンドルファーは、
ウィーンの音色の使者として重要な役割を果たしています。
と、言うことらしいです。まろやかな音ですね~
マイクは使用しないで生の音でした。
3階の後ろまで小さな音もはっきりに聞こえました。
今回はご本人の強い希望により休憩なしで演奏されました。
1時間半演奏した後、まさかアンコールが40分もあるなんて想像して
いなかったのでビックリしましたよ。
アンコールが終了し何度もステージにいらっしゃっいました。
最後はピアノの蓋を閉めていました。
Sirの称号をお持ちの方と聞いていましたのでそんなお茶目な事を
すると思っていませんでしたから。笑っちゃいました。
会場内でも笑い声が・・・
ピアノを弾いているとき、あまり動かないのですね。
自然体で弾いている姿と音楽でこちらまでゆったりとした気分で聞くことが
できました。音楽に集中することができました。
そう言えば、私が好きだなぁと思うクラシックのピアニストの方は
あまり動かないですね~微動だにしないということではなくて自然体です。
ジャズとは違うからそうなのかしらね。
<セットリスト>
『最後から2番目のソナタ』
モーツァルト:ピアノソナタ第17番変ロ長調K.570
ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番変イ長調Op.110
ハイドン:ピアノソナタ二長調Hob.XVI51
シューベルト:ピアノソナタ第20番イ長調D.959
アンコール
シューベルト:3つの小品D946-2
バッハ:イタリア協奏曲
第1楽章アレグロ
第2楽章アンダンテ
第3楽章プレスト
ベートーヴェン:6つのバガテルよりop.123-4
モーツァルト:ピアノソナタK545第1楽章
シューベルト:楽興の時より第3番
初めて聞く曲ばかりでした。アンコールの終わりから2曲は知っていました。
モーツァルトとシューベルト。モーツァルト:ピアノソナタK545第1楽章は
こんな音色をはじめて聞きました。知りましたと言うべきかしら。
シューベルト:楽興の時より第3番とてもきれいでやわらかいのに魅力的。
表現力ないから説明のしようがありません。
ぜひ、ライブを!
アンドラーシュ・シフ( András Schiff 1953年12月21日 ~ )
63歳ですね。
ハンガリー出身のピアニスト。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトなど
ドイツのバロック音楽及び古典派音楽を中心とし、シューマンやショパンなどの
ロマン派音楽まで演奏するピアニストの一人。
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