上海老婆のひとりごと

趣味の旅行・日常生活で感じたあれこれ
「老婆」は中国語で「女房」「かみさん」の意味。

山東省へ行ってきた2 曲阜

2011-11-28 | 旅行
寝台車にはいびきや歯ぎしりのうるさい人がいなくて助かったが、敷布団が硬い。だから、硬臥(yingwo)と言うのだろうか?

一人旅で荷物管理をどうしたら良いものか悩んだが、バックパックは窓側の枕元に、貴重品を入れたウエストポーチやキャノンG11は肌身離さずに寝る時も首から下げて寝た。(ユースのドミトリーでもこうやって寝た。)

お手洗いに行く時は、バックパックに布団を掛けて列車の走行中に行くようにした。
(列車の網棚の位置は高めに設置されている。盗難防止だろう)

列車は24時間お湯の供給がある。人民はそれぞれにプラスチック製、金属製、耐熱ガラス製の水筒を持ち、中にお気に入りの茶葉を入れて喉を潤す。

以前のようにネスカフェの瓶でお茶を飲む人がいない。

私はロックロックのプラスチック製の水筒に烏龍茶を入れた。朝は出がらしを捨てて、インスタントコーヒーのブラックを身体に流し込みカフェインで気持ちを高揚させた。

兖州駅に到着後、長距離バス停がどこにあるのか、通行人に尋ねる。

中国の火車(電車)駅付近には長距離バス停が付き物だ。

バス代5元、30分で孔子の故郷「曲阜(qufu)」に到着した。

三孔(孔廟、孔府、孔林)へはさらにタクシーかバスを乗り継いで行くしかない。

私は見知らぬ3人連れと一緒にタクシーに乗った。彼女らは「六芸城」へ行き、それから三孔に行くと言う。

私も勢いで門票60元払って六芸城へ入ったが興味がそそられなかったので、早々と私だけ三孔へ向かった。

150元の通しチケットで三孔の他に「顔廟」と「周公廟」へ入場が出来る。

孔林と周公廟は若干距離があるものの、この5か所は歩いて行ける距離だった。

三孔は1994年文化遺産認定。孔廟は生前の住居に遺品を収蔵、孔府は邸宅兼官署、孔林は孔家の墓地。

BC551~479年の孔子の建造物が残っていることに驚きがあった。

いずれも広大な規模で、普段歩き慣れていない人にはつらいものがあると思う。

(孔林は7kmもあると言うので、20元の観光車に乗った。)

それに比べると黄昏時に行った「顔廟」と「周公廟」はこじんまりしていて、疲れ切った身体に安堵感を与えた。

身体はもうこれ以上何もしたくないくらいに疲れたので、曲阜のユースに投宿することにした。会員証を提示して6人ドミが35元。

同室者は青島で働いているマレーシア女子1名、広東女子2名。

夕飯は近所で餃子と羊肉串にありつく。うまかった。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする