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三菱ふそう エアロスター
KC-MP717P改
平成16年3月31日に事業を終了し、74年間の歴史に幕を卸した札幌市営バス。
保有していた車両は、札幌市内で路線バスを運行している3社にそれぞれ引き継がれ、それぞれの道を歩む事となりました。
今回は、私がかつて撮影した元 札幌市営バスの車両で、唯一残っていたモノ紹介したいと思います。
写真のエアロスターは、札幌市営バスが平成9年に20台導入したモノです。
この車両については、札幌市営バス時代の型式は"琴ふ97-16"で、導入された当初から琴似に在籍。平成15年4月に、琴似営業所の路線をジェイアール北海道バスに引き継がれた後も引き続き琴似に在籍。その間に、カラーリングの塗り替え、LED行先表示に改造を施され、2年前の除籍まで、琴似営業所一筋で活躍していました。
本来のエアロスター P尺のホイールベースの長さは6.0mあるところ、この車両は5.75mと若干短めの仕様となっているのが特徴です。
ツーステップの低床車で、非公式側の中央部に座席を設けずに立ち席を増やしているのも特徴的となっています。
そんな、元 札幌市営バスの車両は、札幌市内で路線バスを運行している3社に引き継がれましたが、現在では全廃となっています。
しかし、フロントに雪の結晶のマーク又はSTマークを掲げて、札幌市民の足を支えて走り続けていた車両の勇姿は、事業終了し14年経った今でも、バスファンをはじめ、札幌市民の心に深く残り続ける事でしょう。