正直個人的に肘が下がった経験がない為、下がっている子に教えるのはすごい難しい。 色々と調べ、DVDを購入したり勉強しているととても面白いメールを頂きました。 元、プロで投手をしていた選手よりアドバイス ===元西武投手・三井浩二さんからの回答=======
お問い合わせありがとうございます!
肘が下がってしまうクセというのは、
特に学童野球で多く見られますね。
コントロールがばらついたり、
肘を痛める恐れがあるなど、
間違いなく「悪癖」ですので、
お子さんのためにもしっかり直せるように
アドバイスさせて頂きます。
答えからお伝えすると、
肘が下がってしまう癖を直すには、
2つの方法があります。
■1つ目の方法
まず、お子さんに右足と左足を開いて、
いつも通りに投げるスタンスに構えて貰います。
そこから前足の30センチ前を目安に
地面に向かってボールを投げさせてください。
めんこのように
真上から「パチーン!」と投げるイメージです。
この際は、
跳ね返った球が頭上高くに上がるくらい
強く投げても問題ありません。
この方法は、
肘に負担をかけずに
肘の高さをあげていく練習方法です。
プロでも故障上がりの
リハビリにも用いられるので、
安心して取り組んでください。
小中高生が肘を傷めたときは
お医者さんからもよく指示される定番の方法です。
ポイントは、
メンコのように真上から
叩き付けるイメージをもちながら
ボールを投げていくことです。
そうすることで、自然と
正しい肘の使い方が染み付いていきます。
ぜひ、試してみてください。
■2つ目の方法
次に2つ目の方法をご紹介します。
今度は、まず、まるでサボテンのように
L字型になるよう利き手を上げてもらってください。
この時に絶対に気をつけるポイントがあります。
それは、
「肩と肘のライン」
と
「腕と胴のライン」
がそれぞれ90度になるように構えるということです。
そして、この体制を維持したまま、
20~30球投げさせてみてください。
練習の前に行なうキャッチボール
の前に軽く行なう程度で構いません。
反対に、決して全力で投げてはいけません。
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フォームを修正するための練習ですので、
あくまでも軽めに投げるよう注意してください。
やりすぎは身体を壊す元になってしまいますからね。
そうすると当然球威やスピードは出ませんが、
トップの位置への意識が矯正されるようになり、
肘が上がっている状態に身体が慣れていきます。
そして、この方法でアップを終えた後に
通常通り投球してみてください。
きっと今よりも自然と
腕が上がった状態を維持できるようになると思います!
どちらも簡単にでき、
身体に負担のかからない方法です。
この2つの方法を組み合わせて実践し続ければ
肘が下がる癖を克服できるでしょう。
ぜひ、この2つの方法を実践してみて下さい!
=================ココまで====
いかがでしたか?
私も昔、肘が下がっていると
よく怒られていました。
しかし、当時はビデオもあまりなかったので、
自分の映像を確認することも中々できず、
自分では下がっている感じがしないのに
周りからはそう言われるという違和感を感じていました。
そして、それ故に肘を意識しすぎて
ピッチングが崩れるという経験もしました…
今はビデオでフォームの確認も
しやすくなったと思いますが、
それでもまだまだ、
「何がおかしいの?」
「正しくやっているつもりなのに…」
と思う前に映像を確認、親たちに確認(適当な返事はNG)
貴重なアドバイスだと思います。
ゲームは程々に!ひどければ取り上げる!メリハリが必要です。(これは私の意見です)