日々是好日

美味しいごはんやスィーツの感想、舞台・コンサート・能や最近読んだ本の感想、日々の日記を綴りました。

乙嫁語り その2

2011-06-28 01:35:39 | 漫画
乙嫁語りの装丁がいつも凝ってるな~

表紙も綺麗ですが

裏表紙の蒼い空の下、延々と続く羊の群れ…

よくまあこれだけ羊、羊、羊が描けたもんだなぁf^_^;
地平線が見える大地



羊を追うタラスとスミスさんの図です。

おまけに

表紙をはがしてみたらば!

内側の装丁(?)も凝ってるぞ!






なんだか文学作品のハードカバーみたいだ!

全てに気を使って、行き届いた心使い。

ブラボー!です!

乙嫁語り 3巻

2011-06-27 17:18:33 | 漫画
「乙嫁語り」3巻
森薫/作 エンターブレイン \620+税

乙嫁語り 久々の3巻がでました(これ探してて、どうらく息子を発見したのですが)

森薫さんは「エマ」(イギリスの話でメイドブームのハシりになった漫画)でも有名ですが、乙嫁語りもすごくいい!

毎度表紙のカラーの民族衣装の鮮やかで、細かい~!!気が遠くなるような衣装な織柄とか、細かい刺しゅうとか
(もし描けと言われたら崖から飛び降りたくなるようなf^_^;)
しかし作者喜んで描いてますね(笑)

今回は、アミルやカルルクの出番は少しだけ


ヘンリー・スミスさんとタラスのお話が中心

中央アジアの遊牧民のお嫁さん

タラスは嫁いですぐ旦那を亡くし(こういう場合兄弟とまた夫婦になるらしく)
最初の旦那の弟と結婚しまた死別、そしてそのまた下の弟と結婚…

で結局五人とも次々死別したというf^_^;

っても、初婚が早いから、まだ全然若い!
(10歳とか13歳とかにもう嫁に行くから)


アミルもだけどタラスも本当にかわいい!!


そして楽しみは「あとがき」ちゃんちゃらマンガ

「遠き山に日は落ちて」
笑います!!

どうらく息子 と 能

2011-06-27 03:46:47 | 漫画
尾瀬あきらさんの「どうらく息子」の中で、
落語家が使う扇子…あるときは蕎麦を食べる箸になったり小道具として使いますが

師匠から噺家の立ち居振る舞いや
客への挨拶を教わっていたのときのはなしで

扇子を
前に置き、手は膝の上からすべらすように置く。

扇子を前に置くのは客と演者の「結界」を意味する。

「結界」とは、

「わたしとあなたたちとは違う人種です」

という意味。

扇子は客とは違う人間だということをはっきりと示す。

「能」となんだか同じだなぁ
なんて思いました。

「神社」にお参りするときも扇子を持ったほうがいいなんて聞いたことがあります。
(あなたを敬います。この扇子より私はあなたより一段下にいます、という意味合いを込めて、あなたの領域を侵す者ではないという印しなんだそうで)


そっかぁ~~

「結界かぁ~!!」

と妙に腑に落ちました。

どうらく息子

2011-06-26 04:18:37 | 漫画
違う本を探しに行って、スゴイ本を発見!!


「どうらく息子」尾瀬あきら作(小学館)1巻・2巻
定価:\524(+税)

保育園の先生をしている関谷翔太(26歳)
子供達を笑わせようとしたことで、銅楽の落語を聞いたことがきっかけで惜春亭銅楽に弟子入り。
兄弟子や姐弟子・銅ら美に囲まれ、落語家として一歩を踏み出す…
というお話です。

尾瀬さんの話は丹念にエピソードが練り込まれ、実に職人の様な丁寧さは他に類をみない、それが作者の実直さがひしひし伝わってくる。
「みのり伝説」「夏子の酒」から、大好きな作家さんです。

「どうらく息子」作中に「時そば」を話す銅楽師匠の蕎麦をすするシーンは

漫画って臭いや味、ましてや音がない世界なのに

尾瀬さんの描く落語家・銅楽には
蕎麦のツルッとした喉越しやわさびのツーンとした辛さまで、読んでるだけで伝わってきて

「確実に蕎麦が食べたくなる漫画です!!(^^)」



すでに1・2巻まで出てます。
尾瀬あきらさんの「どうらく息子」を読んでると

まるで
質の良い落語を聞いたような満足感!と、臨場感!

尾瀬あきらさんって、ものスゴイ取材をきっちりされてて、作品に物凄い手をかけてて、物凄い作品に愛情を持ってて
それらを素に綿密に話を作られてるんだろうなっていうのが、すごく伝わってくる。


三回読んで、三回泣いてます(T_T)

悲しい話でなくて、泣き笑いです(^^)

泣き笑いは
昔、藤山直美さんの芝居を見て一度経験しました。(泣きながら笑うって苦しいぞ(笑))
それを彷彿とさせる漫画です。

拝み屋横丁顛末記

2011-06-15 02:46:58 | 漫画
拝み屋横丁顛末記(宮本福助さん原作)

もう14巻にもなるんですね~
すごい連載続いてますよね。
だって面白いですもんね~

…で
いまさらなんですが

「横丁人物ファイル」人物紹介を改めてシミジミ見てたら

主人公の大家さんは
「市川」って名前だったんですね!(^^ゞ

いつも下の名前で「文世ちゃん」とか「大家さん」って呼んでたからf^_^;(笑)

14巻にもなるのに

いまさらって感じですが…(笑)