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京の一枚

京都 紅葉100シリーズ 醍醐寺  [世界文化遺産]


醍醐寺


一日ゆっくり拝観する上醍醐・下醍醐深雪山醍醐寺・真言宗醍


醐寺派総本山
 


醍醐寺は、200万坪にもおよぶ広大な寺城を誇り、醍醐寺山[標高454m]の上と下と堂塔が分かれる。





下醍醐には「国宝」金堂、五重塔が超然として佇み、とくに五重塔は京都の起状に富んだ歴史に残る貴重な建物。


上醍醐「女人堂」から山頂へ至ると、清龍拝殿・薬師堂・開山堂などがあり、[醍醐味]の語源になつた醍醐水,清冽に湧き出ている。


総門を入ると左側に塔頭三宝院「池泉庭園」は心を和ませるような眺めである。


小野小町ゆかりの随心院は紅梅の寺としても知られる。


勧修寺は庭園が見応えがある。


法界寺[日野薬師]など、伝説や庭園に興味深い古寺がある。




[醍醐味]




醍醐寺を開いた聖宝が庵を結んだ池に醍醐水が湧き出ている。


甘露な味がするこの霊水は、寺名の由来となった水であり、醍醐味という原点である。


醍醐寺が開かれたのは平安時代前期、僧聖宝[832~909]が874年[貞観16]に上醍醐に如意輪観音像を祀ったと伝わる。






見る




三宝院から見ていこう(三宝院は撮影禁止)。


総門を入ると桜馬場の左、醍醐寺14世座主勝覚僧正の創建する。


大玄関から進むと、葵の間・秋草の間、勅使の間を過ぎて、表書院に出る寝殿様式を伝える建物、南側の広縁に座して観賞したい。


池には亀島・鶴島が浮かび気韻のある石が配され、木橋や石橋風雅を誘う。


池の右の中央に藤戸石「千石石」がある。


この石は秀吉が造営した、小滝の水音が清寂の境地へ誘うように耳朶をを打つ。


表書院につづく純浄観はやや高い位置にある。


秀吉の[醍醐の花見]時に築造されたと言う。


なお、西南の位置には唐門がある。


中央の扉五十七の太閤桐、左右に十二弁の菊花紋が見られる。


三宝院から仁王門へと進むと、下醍醐のエリアになる、金堂・五十塔・大講堂などが立ち並んでいる。


金堂は釈迦堂と呼ばれた時代がたった。


消失した後秀吉が和歌山・湯浅の満願寺本堂わ移築した。


五十塔は951年[天暦5]に完成。


高さは38m。


応仁の乱の戦火を潜りぬけ京都府下では最古の木造建築である。


女人堂まで来るとこれから登山になる、清龍宮拝殿が迎える。


室町時代の築造である。


すぐ上方に本堂がある。


又、近くに醍醐水が湧き出ている。


こ の霊水の背後に准胝堂がある。


ここから山道わ歩くと薬師堂が現れる。


創建は907年[延喜7]といわれる。


薬師三尊像が安置されている、さらに東に進むと五大堂、如意輪堂、開山堂がある。


五大堂には五大明王像が祀られている。


通称五大力さんと呼ばれる。


開山堂は、1606年[慶長11]に再建されたもので開山聖宝理源大師が奉納されている。


この辺りから眺望は価値がある。






■拝観  境内自由 9:00~16;30


■三宝院   600円


[共通券2枚1.000円・3枚1.500円]






■アクセス


地下鉄東西線醍醐駅から徒歩10分


■P 有り  有料


■℡ 075-571-0002





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