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京の一枚

京都  東寺 初弘法 21日


今年もさぞかしにぎわうことが予想されます。



宗祖弘法大師の命日に当たり、大師堂で御影供が営まれ、千数百件もの露店が立ち並びます。

東大門から九条大路に面した南大門にかけては植木市、大門を入ると古道具類、金堂や大師堂周辺では食べ物や生活用品など、ジャンル別に並んでいます。


年によっては蛇の薬売りなど大道芸を見ることができたりしますが、今年はどうでしょう?


世界遺産に登録されている京都の東寺(とうじ)。


公称名は教王護国寺(きょうおう ごこくじ)。


弘法大師ゆかりの真言密教の名刹として仏教芸術・日本最高の五重塔として知られる。


国宝だけでも30を超え、見どころが多い寺です。


とくに講堂の21体の立体曼荼羅の迫力には圧倒されます。


春と秋には五重塔を桜や紅葉が美しく引き立ててくれています。


世界遺産に登録されているので、外国からもたくさんの観光客が訪れています。


また毎月21日の縁日「弘法さん」には露店が並び、多くの人が訪れにぎわいます。


東寺は平安遷都からまもなく、京都の鎮護を目的とする官寺として建立された。


延暦13年(794年)に桓武天皇は平安京を造営。


その折に羅城門の東側に建てられたので東寺と呼ばれた。


西側にも官寺の西寺が建てられたが、中世に廃寺された。


弘仁14年(823年)、空海(弘法大師)が嵯峨天皇から東寺を賜った。



その後、空海は東寺を真言密教の根本道場として発展させ、教王護国寺(きょうおうごこくじ)と称するようになった。




正式名は「八幡山金光明四天王教王護国寺日秘密伝法院(はちまんさんこんこうみょうしてんのうきょうおうごこくじでんぽういん)」。


平安時代末期には源平の戦いで伽藍は荒廃した。


鎌倉時代に入ると源頼朝の援助を受け、文覚(もんがく)上人が復興した。




その後、応仁の乱ではここだけは聖地として破壊をまぬがれたが、室町時代の土一揆(つちいっき)では拠点となってしまい、伽藍のほとんどを焼失した。




その後も織田信長や豊臣秀吉・秀頼の援助を受けて復興を遂げ、江戸時代にも保護された。


また東寺は弘法大師信仰の霊場でもあり、当時から庶民の厚い信仰によって支えられてきた。






■交通アクセス


JR京都駅から近鉄「京都線」で2分、「東寺駅」下車、徒歩5分


■期 間: 1月21日(※毎年同じ日程です)


■拝観時間: 8時30分~17時30分 


※9月20日~3月19日までは16時30分まで。


■拝観料


境内は自由 ※金堂・講堂500円、宝物館500円。




■住所


京都府京都市南区九条町1


■お問合せ: 075-691-3325


■詳細ページ: http://www.touji-ennichi.com/




※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。















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