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京都 矢田寺冬至のかぼちゃ供養 2024年12月22日・23日(現在確認中・要注意)


冬至のかぼちゃ供養


京都市三条寺町の賑やかな通りの一角にある「矢田寺」。


矢田寺は大和国矢田山金剛寺の別院です。




回向されたかぼちゃを本堂前に供え、拝観者はそれをさすることで中風除けなどの諸病退散を願います。


先着1000名の参拝者に、かぼちゃ焚きの無料接待が受けられます。




冬の寒さが本格的に厳しくなる12月23日には、矢田寺ならではの「かぼちゃ供養」が行われます。


冬至の日にかぼちゃを食べると、中風除けや諸病退散になるといわれていたことに加え、忙しい師走の時期にかぼちゃを食べて一息ついてもらえたらという想いから、矢田寺では20年前から、「かぼちゃ供養」をされています。


方には柔らかく煮たかぼちゃの無料接待(数量限定)が行われます。


数年前、かぼちゃ供養がメディアに取り上げられるようになってからは、はじまる朝9時頃よりも前から大行列ができるようになりました。


境内に飾られるかぼちゃは観賞用なので食べることはできませんが、接待ではとても甘くておいしいかぼちゃをいただくことができますよ。




苦しみを代わってくれるお地蔵様


ここは光仁7(816)年に日本で初めてつくられたとされる地蔵菩薩がご本尊のお寺。


このお地蔵様は代受苦(だいじゅく)地蔵と呼ばれ、人々の苦しみを代わってくださるといわれています。




なぜ、このお地蔵様が苦しみを代わってくれるのかというと、こんな説話が残されています。


閻魔大王といえば、死者の魂を天国に行くか地獄に行くかを決める裁判官。


平安時代、この閻魔大王は矢田寺の住職だった満米(まんまい)上人から菩薩戒(ぼさつかい:菩薩が受持する戒)を受けました。




その時、上人は閻魔大王に「地獄を見せてください」と頼みます。


上人が閻魔大王から地獄を見せてもらった際、炎が煮えたぎる鉄釜の中に一人の僧侶がいることに気がつきます。


よく見ると、僧侶は鉄釜の中にいる人を助けているのです。


もちろん、鉄釜に入っている人間は現世で罪を犯した罪人です。



その姿に感銘を受けた上人は、その僧侶の姿を仏像に刻み、ここに安置したといわれているのです。


また様子が描かれた「矢田地獄縁起絵巻」が、矢田寺に遺されています。


さらに、このお地蔵様には安産祈願・子孫繁栄・病患悉除・万霊供養の霊験があるといわれています。






■場 所: 矢田寺


■期 間:2024年12月22日・23日(現在確認中・要注意)


■時 間:10時~


■アクセス: 市バス205「河原町三条」または京阪「三条」駅より徒歩約5分


■お問合せ: 075-241-3608


■詳細ページ:https://ja.kyoto.travel/tourism/single02.php?category_id=9&tourism_id=205


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。


















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