京の一枚

京都 紅葉100シリーズ 美しさを争う竹林宝泉院 NO.84


今日は彩をます 宝泉院へ
山里に広がる のどかな風景が広がる京都の「大原エリア」。
京都から北東に位置し、京都駅からはバスで約1時間で行くことができます。

やはり宝泉院の紅葉の見ごろの時期は 境内は大変混雑中。
宝泉院の紅葉は、額縁庭園や鶴亀庭園の色づく様子が美しいと人気です。
宝泉院の紅葉は、やはり庭がメインのなると思います。


秋の額縁の庭園は一見の価値あり。
額縁庭園の正式名称は、盤桓園。
盤桓とは、その場に留まってあちこち歩き回る事と立ち去りがたい庭という意味です。




宝泉院

関の門を入るとまず圧倒される五葉松。
近江富士を模ったその大木は、樹齢なんと700年にも及びます。
玄関のほうから見ると家屋が隠れてしまう程の大きさです。




ここ宝泉院は古来より勝林院の住職の坊としての建物。
従って、座敷も非常につましく、華美な調度品もありません。
が、この世に存在する何よりも豪華なのでは…と思われるのがその庭園の自然美。
玄関側から見た五葉松も、座敷から見る姿はまた別の表情。
迫力ある幹の節くれだった曲がり方に、なんとも言えないわびの美を感じさせます。
その松と、京都で1.2の美しさを争う竹林、そして梅。

松竹梅の景観は、座敷の上下鴨居と柱に囲まれて、まるで額縁の中の日本画を愛でるようです。
サービスされるお抹茶と和菓子を頂きながら、庭を眺めていると時の経つのも忘れるほど。

空気の流れを計算し尽くした書院の造りは、どんなに蒸し暑い夏の日も、座っているだけで不思議と汗の引いていく爽やかさ。

伏見城の鳥羽元忠自刃跡から移してきた、血の跡も生々しい床板をはめ込んだ血天井や、声明に使う清妙な音を奏でる石・サヌカイトなど、庭の眺め以外の楽しみもよしです。

宝泉院の紅葉のライトアップ
宝泉院の紅葉が見頃の時期に、ライトアップが催されます。
時間は、17時45分から20時30分まで。
あまりの美しさに息を飲む程です、夜間拝観を体験して下さい。
夜間拝観料金は、1,000円と高めです。
しかし、一見の価値はありますよ。

アクセス
京都駅 から17系統・19系統に乗車。
大原 停留所で下車して、徒歩約10分。

拝観料:一般600円 中高生500円 小学生400円
(お抹茶・和菓子付き)
拝観時間 : 9:00~17:00
京都市左京区大原勝林院町187
電話 : 075-744-2409
詳しくは:http://www.hosenin.net/








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