
当日の呼び物「鏡餅上げ力競べ大会」では、金堂前広場にて男女に分かれ巨大な餅を持ち上げて力比べをします。

男性の鏡餅上げの重さは150キロ、女性は90キロで時間を競い合い、優勝者にはこの大鏡餅が授与されます。
また、当日に限り災難除け身代わり霊符「大力尊御影」の授与もあります。

「五大力さん」とは醍醐寺にある五大堂の五菩薩の事で、衆生済度、現世利益 の霊験あらたかだとか。

五大力さんとは

「五大力さん」と申しますのは、醍醐寺開山以来一千有余年の今日に至るまで毎年二月二十三日に醍醐寺の祖師である、理源大師聖宝の遺訓に則って、上醍醐五大堂等に於いて修行せられてまいりました「仁王会式(にんのうえしき)」の大法要を中心とする醍醐寺最大の宗教行事であります。

この五大力本尊仁王会は、現在は下醍醐金堂で修されておりますが、真言密教秘奥の大法義であって、いわゆる七難即滅(しちなんそくめつ)、七福即生(しちふくそくしょう)の一大祈祷を行う最上無比の権儀(ごんぎ)であります。
経説によりますと、この大法会(だいほうえ)のご本尊「五大力尊」は、「不動明王」(中央)、「大威徳明王」(西方)、「軍荼利明王」(南方)、「降三世明王」(東方)、「金剛夜叉明王」(北方)の五大明王の総称で、衆生済度(しゅじょうさいど)のご請願の勝れた仏様方でございます。

この仏様を信仰すれば、昼夜をとわず影が形に従うが如く寄りそって、その人の御身を守り、家を護り、あらゆる災難を払い除け、その身は無事息災、一家は安泰隆昌(あんたいりゅうしょう)になるようご加護下さるのです。
ご本尊「五大力尊」の分身「御影(みえい)」は、七日間二十一座に亘る前行でご祈祷され、二月二十三日当日限り授与されるのであります。
この「御影」は盗難は勿論、身に降りかかるあらゆる災難を除けて下さるご利益が顕著であることからご信心の人々があとを絶たず、二十三日は早朝から夕刻まで、「御影」を求めて全国から訪れる人の列が途切れることがありません。
このようなあつい信仰の歴史の中で、五大力本尊仁王会もしだいに「五大力さん」と親しみと畏敬をこめて呼ばれるようになったのです。

雨天決行。
■期 間: 2月23(※毎年同じ日程です)
■時 間: 仁王会:9~17時
鏡餅上げ力競べ大会:12時~
■アクセス
電車(地下鉄)と徒歩
JR京都駅から、JR東海道線または琵琶湖線約5分で山科駅。
京都市営地下鉄東西線に乗り換え、約8分の「醍醐駅」で下車。
あるいはJR奈良線・六地蔵駅、京阪六地蔵駅で地下鉄東西線に乗り換え、約4分の「醍醐駅」で下車。
2番出口より東に徒歩10分、または駅ビル「パセオダイゴロー」2階より、通路東に徒歩10分。
■路線バス(京阪バス)
バス停「醍醐三宝院」下車
■JR山科駅から
1番乗り場(22,22A,24系統乗車)所要時間:約20分
■京阪六地蔵駅
2番乗り場(22,22A系統乗車)所要時間:約15分
※JR六地蔵駅からの場合は、「町並(まちなみ)」バス停から乗車(22,22A系統)0
■〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22
総本山 醍醐寺
■TEL:075-571-0002
FAX:075-571-0101
■公式ホームページ http://www.daigoji.or.jp/
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
※写真は全て過去のものです。