小夜更けて
ふわりふわりと
そぞろ歩く
夜空を見上げ
星座となった
かの人を思う
我はかの人を愛した
我はかの人を手にかけた
はかられたとはいえ
たばかられたとはいえ
我は愛する人を射抜いた
我は泣き叫んだ
生き返らせて欲しいと
冥府の神に頼んだ
父なる神に頼んだ
それは許されることはなかった
それがなされることはなかった
父なる神は
我をなぐさめるため
かの人を星座に変えた
我は慰められることはない
天上を見上げ
我の愚かさを思い知るのみ
我は月の女神
我は狩猟の女神
我は夜空にとどまり
我は森にひそむ
我は処女の女神であり
我は出産の女神である
汚れた娘を熊に変える
産む女を優しく守る
我は残酷な女神であり
我は豊穣の女神でもある
生贄を求めもするし
土地を肥やしもする
億光年の昔
我は愛しい人を手にかけた
その罪は消えることなく
その絶望は消えることなく
煌々と光っている
我は女神
たくさんの顔を持つ
そなたは我のどの顔と
見つめあうのであろう
ふわりふわりと
そぞろ歩く
夜空を見上げ
星座となった
かの人を思う
我はかの人を愛した
我はかの人を手にかけた
はかられたとはいえ
たばかられたとはいえ
我は愛する人を射抜いた
我は泣き叫んだ
生き返らせて欲しいと
冥府の神に頼んだ
父なる神に頼んだ
それは許されることはなかった
それがなされることはなかった
父なる神は
我をなぐさめるため
かの人を星座に変えた
我は慰められることはない
天上を見上げ
我の愚かさを思い知るのみ
我は月の女神
我は狩猟の女神
我は夜空にとどまり
我は森にひそむ
我は処女の女神であり
我は出産の女神である
汚れた娘を熊に変える
産む女を優しく守る
我は残酷な女神であり
我は豊穣の女神でもある
生贄を求めもするし
土地を肥やしもする
億光年の昔
我は愛しい人を手にかけた
その罪は消えることなく
その絶望は消えることなく
煌々と光っている
我は女神
たくさんの顔を持つ
そなたは我のどの顔と
見つめあうのであろう