天路歴程

日々、思うこと、感じたことを詩に表現していきたいと思っています。
なにか感じていただけるとうれしいです。

桜色のまほろば

2018-01-27 20:04:24 | 
どこにあるのか
誰も知らない

それでも

そこは

生きとし生けるものに

開かれている

誰もが

たどり着くことが

できる…はず

光の敷き詰められた

道を歩けば

緑色の風が吹く

七色の小人が

白樺のウロで笑っている

賢者のふくろうが

無花果の枝で話をしている

漂うのは桜色の霞

ここは

まほろば

どこかにあって

どこにもない

ふわふわ

2018-01-27 19:56:04 | 
曇天模様

雪が降る

空気を含む

羽のような雪

天使が吹いた

ガラスの結晶

ふわふわ
ふわふわ

地面に吸い込まれて

黒いしみを作る

それが積み重ねれば

白い真綿になるのでしょう

降り始めた雪

ふわふわ
ふわふわ

重く厚い雲に覆われた空

世界は

グレーと白に満たされる

雪が積もるよ
雪が積もるよ

ふわふわ
ふわふわ