私は生き物の中で1番猫が好きだ。
彼らは非常に賢く、優しく、慎ましい。
生まれながらにして。
私は親子猫を飼っている。
母猫が推定4才、子猫がもうすぐ2才だ。
毎日お互いを慈しみあう親子の愛情には度々感動してしまう。
安全な場所に一緒にいることができれば、子猫がいくつになっても、親子はずっと親子のままなのだ。
先代の18年生きた愛猫は、生後2ヶ月位で母猫から引き離してしまったので、その罪悪感をずっと引きずっていた。
なので、少し救われた気持ちで親子猫を見ている。
多くの猫は毛布等を足でフミフミする行動をとる。
我々はカワイーカワイーと言っているが、あれは早くに母猫と別れてしまったために取る切ない行動なのだ。
現にウチの子猫はやらない。
猫を引きとる時は、できれば親子か兄弟で引き取ってほしい。
2匹で勝手に遊んでくれるし、自分だけでは舐められない所(特に頭周り)をお互い舐め合えるので、メリットも大きい。
先代の猫は、新聞に里親募集が載っていて、もらいに行った。
今の親子猫は保護団体から引き取った猫だ。
海の小屋に親子で居たらしい。
彼女達が野良時代にどんな暮らしをしていたのか想像もつかないが、本当によく生きてくれたと思う。
母猫はキジ白模様だが、ただのトラ模様ではなく、アメリカンショートヘアー等の外来種っぽい柄が混じっているようだ。
保護団体の方も何か混じっているね、と言っていた。
元を辿れば、ペットショップで買われた猫や、悪徳ブリーダーによって繁殖された猫が捨てられ、外で子供を産んでいるケースは多々あるだろう。
ペットの生体販売は法律で禁止すべきだし、人間はもっと思考しなければいけない。
スコティッシュやマンチカンなど、耳が垂れてたり、足が短い品種が流行っているが、あの体は奇形なのだ。
もちろんたまたまそのように生まれてしまった子に罪はないし、愛すべき存在だ。
しかし、人間のエゴでそのような体の子ばかりを増やす行為は罪でしかない。
足が短ければ腰に負担が生じ、猫の持ち味であるはずのジャンプも苦手になる。
耳が垂れていれば、耳の中が不衛生になり、カビの発生原因となる。
バカな人間がアホ面でカワイーカワイーと言って勝手に都合良く品種を作っているのだ。
よく考えたら分かる。
猫のルーツを見れば、彼らにとってどんな体つきが自然であるか。
また、純血種を生み出したいがために、近親での交配をさせ、遺伝子的に体の弱い子が生まれてしまう。
現にペットショップで売っているような品種の猫は総じて潜在的に病気になりやすく、寿命も短い。
私は疑問なのだ。
なぜ人々は分からないのだろう?と。
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