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卓越したバランスのFFシャシー

2015年06月06日 | Car Life(BMW MINI)

My MINI も調子の悪い時がたまに出てきました。電装系なので、基本ディーラーしか持っていない高価な診断テスターにかけないと原因が判らず、これからは高額な工賃と付き合っていかなければなりません。できればもう少し乗っていたいので踏ん張るしかありません(笑)。
そんなこんなで今週はネットで色々クルマを物色していました。ちょっと幅が広いですが現行ゴルフはいいですね。MINIとはあらゆるベクトルが違いますが、自分に必要かどうかは別として先進系技術ものなどBMWと比べると5シリーズで採用されている内容がサクッと搭載されていたりします。加えて価格も頑張っています。
スタイリングにおいては、全高はほぼ同じなのに2世代前に比べて腰高感も払拭されスポーティささえ感じられる巧みなデザインとなっています。この現行デザインは好みです。
しかし全幅1800は日本ではちょっと大きいですね。。

売られてしまう!と危機感を感じたのでしょうか? 今日はMy MINI 非常に調子が良かったです(笑)。

で、タイトルについてですが、BMW MINI はフロントエンジン・フロントドライブのFFにも関わらず前輪・後輪のタイヤの減り方がほぼ均等です。ディーラーでも純正17インチランフラットですと、こちらで要望しない限り前後ローテーションをしないくらいです。これは他メーカーのFFからすると驚異的なことで、いかにMINIのシャシーバランスが優れているかを表しています。ザックリ言うと前輪に比べ荷重がずっと少ない後輪も前輪とほぼ同じ仕事をしているということです。3シリ譲りのマルチリンクは伊達では無いと言えます。知らずしらずのうちに乗り易さや楽しさを体感できていると思います。飽きずに乗れる一因ではないかと。

正確な数値は忘却してしまいましたが、例えばV型サウンドが魅力のアルファ147GTAは前輪軸荷重が1トン近くあり、後輪は確か350~400kgくらいだったと思います。
これは最たる例ですが、基本FFは後輪軸荷重が極端に少なく、後輪タイヤは単にぶら下がっている感じとなるわけです。他FF車も例に漏れず、後輪は前輪に比べ殆どタイヤは減りません。接地性能が前輪よりかなり低いのです。あくまで大量生産市販車での話ですが。

このような性格のFFシャシーの中でBMW MINIのバランスの良さは突出しており、15・16インチを履いていれば言うこと無し、と言えるのではないかと思います。私のクルマは17インチなのでバタバタ感は否めず、動きが重くあまり良いバランスではありません。

FR命のBMWが、FFを手掛けることを市場に認めてもらうための意地でもあったと思います。今は世代も進み、各メーカーともシャシーはモジュール化され、ある意味効率とコスト重視の世界となりました。そんな中でも日々進化していくわけですからスゴイとしか言えません。しかし叶うならば10~20年前のサイズ感でやって欲しいものです。道も地球もずっと大きさは変わりませんし。横並びの高性能化競争はあらゆるものを肥大化させているように感じます。

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