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Deethink <annex>
Symphony X 新譜「UNDERWORLD」
発売より少々経ってしまいましたがニューアルバムを聴きました。
今までのミュシャ/神話絵画風/ギーガーを足して割ったようなテイストだったアートワークから一転、パソコンでサクッと仕上げた感じの、個人的には味気ないジャケットになってしまいました。まぁ中身が良ければ問題有りませんが。
肝心の楽曲ですが、長尺・コンセプト風は鳴りを潜めており、サクサクと聴き易いストレートな構成です。悪く言ってしまうと「味」であるヒネリやドラマチックな展開が無く、少々物足りない感じです。手癖っぽいフレーズは殆ど見受けられなかったのですが、全体を通して強く耳に残るフレーズが無く、制作時間が足りなかったのかな、と勘ぐってしまいます。メタルの「売り」でもあるカッコ良いリフやバッキングもありません。
あらゆる意味でパワー不足を感じてしまいます。もう少し聴き込んで様子見ですね。
ラッセルアレンは大好きなボーカルの一人ですし素晴らしいハイトーンを聴かせてくれますが、しっとりと低音域で歌うときも好きだったりします。
今回の4曲目「Without you」なんか非常に良い感じです。先行カットされているのも納得です。
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