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注音符号について

2007年11月13日 | 語学
注音符号について  札幌台湾百合の会 編 2007/11
明治時代、日本語ローマ字運動の影響を受け、1900年王照は注音符号を発明した。その後、儒学者章太炎は古文の部首を参照して、注音符号を改良した。 1913年に、中国読音統一会によって制定され、1918年に北洋政府により公布された。南京の国民党政府でも引き続き公認され、1945年以後、日本語、台湾語追放運動と共に、北京語学習の道具として、台湾で使用・奨励されている。
注音符号は日本の「イロハ」のように、最初の文字3文字を取って「ボポモフォ(bopomofo)」ともいいます。注音符号は篆文や古文字を記号化して子音24,母音15を表すようにしたもので,国語普及の有力手段として学校教育で実践され,文盲の減少・読音の統一・共通語の確立に貢献をした。
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子音字
注音符号 ㄅ ㄆ ㄇ ㄈ ㄉ ㄊ ㄋ ㄌ ㄍ ㄎ ㄏ ㄐ ㄑ ㄒ ㄓ ㄔ ㄕ ㄖ ㄗ ㄘ ㄙ
漢語拼音 b p m f d t n l g k h j q x zh ch sh r z c s
母音字
注音符号 ㄚ ㄜ ㄧ ㄨ ㄛ ㄩ ㄝ ㄞ ㄟ ㄠ ㄡ ㄢ ㄣ ㄤ ㄥ ㄦ
漢語拼音 a e i u o ü ê ai ei ao ou an en ang eng,-ng er,r
                 注音符号の特徴
• 子音字と母音字が分れているので、漢語拼音の「'」(隔音符号)のような記号を必要としない。母音字の書かれない歯茎音・そり舌音に母音のみの音節が続くような場合でも、声調記号が隔音符号をも兼ねる。
• 北京語のすべての音節が、必ず3文字+声調記号に収まるようになっている。例えば印刷のルビのレイアウトに適合している。文字入力の手段としても入力キー数がある程度抑制できる。
• 漢字や仮名と同様に、無理なく縦書も横書も自由自在にできる。
• 漢語ピン音の「diu」「dui」のような短縮型が使われず、英語などの発音に影響されることなく正確な発音をしやすい。
• 漢語ピン音の場合、ローマ字の母音の数に制限され、一つの文字で違う音質として使うことがある。例えば「zhi」「xi」の「i」、「bian」 「ba」の「a」など、発音がややこしくなる場合がある。一方、注音符号ではそれぞれ違う記号が作られたため、こういう発音のあいまい性は低い。

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