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台湾のグルメの祭典「台北中華美食展」8月11日より開幕

2006年08月10日 | 観光と文化
台湾のグルメの祭典「台北中華美食展」8月11日より開幕

 台湾の食の髄を集めた「台北中華美食展」が、今年も8月11日~14日、台北の世界貿易センターで開催される。同展は五千年の歴史をもつ中華の食文化の伝統に創意と工夫を重ね、また時代の流れを反映した食のあり方や料理を毎年提案しており、毎年内外から16万人もの参観者が訪れ、台湾最大のグルメの祭典となっている。

 17回目を迎える今年は「恋恋台湾味」(恋しき台湾の味)と題し、台湾の飲食文化をメインテーマに掲げ、台湾の郷土の味とその由来にスポットをあてる。会場では、台湾ですでに姿を消してしまった小吃料理(屋台料理)や失われつつある郷土料理を一つひとつ再現するほか、1940年、50年代の厨房用品や食器も展示される。参観者に、台湾の昔ながらの味を知ってもらうとともに、現在流行している養生料理、未来につながる新たな料理なども紹介し、台湾の多様な食文化を実感してもらおうというのが狙いである。

 また、中国各地の食をとりあげる恒例の特別展は、今年は「王朝の御宴―洛陽水席」と題し、則天武后時代に始まった宮廷料理がテーマとなっている。雨が少なく乾燥し、冬の寒さが厳しい洛陽の気候に合わせて、スープを多用した24種類の料理が披露される。「洛陽水席」では、当時の味を再現するだけでなく会場の雰囲気や衣装も模倣し、華やかな当時の様子を再現する趣向となっている。


 このほか、今年の美食展では「田媽媽饌記」ブランドで売り出し中の各地の田園料理も紹介される。田媽媽は、各地の農村婦人が連携し、各地の農産物や食材を利用して、低油、低塩、低糖、高食物繊維をモットーにさまざまな料理とデザートを打ち出しており、徐々に台湾の地方観光の目玉になりつつある。会場では、行政院農業委員会が招待した17店の特色ある田媽媽の手作りの味が紹介される予定だ。

 一方、台湾における食の流行の最先端を知るには、圓山大飯店をはじめとする有名ホテルやレストランが出展する「金牌明膳」の特別メニューがお勧めだ。一流シェフが腕によりをかけた美食の数々が味わえるだけでなく、食事の優待券や宿泊券も予約でき、観光客にとって最良のグルメ指南となるに違いない。

 美食展ではこのほかに、シェフの台湾ナンバーワンを決定する料理コンテストや料理教室が行われるほか、「景勝地とグルメ」をセットにし、茂林(高雄)、花東縦谷、宜蘭の三つの地方のグルメを通してそれらの土地の文化や人情にも触れられるコーナーが新しく設けられる。台湾のグルメが堪能できるこの機会に、ぜひ「台北中華美食展」に足を運んでみよう。

 ●「2006台北中華美食展」
 日 時 8月11日(金)~14日(月)
 会 場 世界貿易センター展覧館1館A区
 入場料 250元(約880円)
 公式HP:http://www.tcff.com.Tw/


《2006年8月10日》


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