一週間前にフクロウが保護されて当院に運び込まれました。
所沢、山口の住宅街、そこのゴミ集積場でうずくまっていたようです。
其の近辺には野良猫が沢山いるらしく、近所の住人からの連絡で
”いきものふれあいの里センター”の職員さんが心配して、保護して
くれました。右上腕骨の肩付近で骨折していました。
タカなどの大型猛禽類に攻撃されて落下したのかもしれません。フクロウが
猫に咬まれるはずがありません。
この鋭い爪と嘴には、流石の猫でも攻撃はできないと思います。
搬入されたときには、かなり弱っていましたし、軽い神経症状もあり、
ちょっとダメかもしれないと思いましたが、肉片を強制給餌
したり抗生物質の注射をしたりしているうちに、徐徐に元気を回復。
最近では、少し羽ばたけるようになりました。自然復帰の奇跡を
願って、一日1500円のエサを続けています。
なにしろ、森の番人ですからね。足は太いし、きっと森の長老かもしれません。
フクロウは幸福を呼ぶって・・・ほんとうかな?