高倉動物病院のブログです

高倉動物病院の院長の近況、感じたこと、飼い主様向けのメッセージなどを掲載していきます。

2025-03-12 15:06:56 | お知らせ

少しづつ春が近づいて来たような南風を感じる時もあるこの頃です。色々と悲しい出来事が新聞の記事になっておりますが、どんなに悲しい出来事もきっと当事者でなければ、その悲しさはわからないでしょう。それが現実なんです。その悲しさから抜け出せないで日々悶々として苦しんでおられる方もいれば、その悲しさを跳ね返して次の人生の肥やしにできる方もいるでしょう。モチベーションを維持していくことは、大変なことです。生きることは、大変で若い時はその若さが故に勢いで進めるけど、年を重ねるにつれてその勢いのテンションが低くなっていくように思います。

ところで、動物を飼うと言うことは、その動物の命を我々人間が預かることと思っております。責任があります。健康管理も当然でしょう。ところが、健康だと思っていても、苦しさや痛さなど動物は言ってくれません。食欲や動き、鳴き声などの仕草から判断しなければなりません。食欲、排便、排尿がきっと一番分かりやすでしょう。勿論走り方も然りです。ところが、まあまあ元気で食欲もあるから平気だろうと思っていたところ、持病らしき病がじわじわと悪化していて、気付いた時にはもう手遅れになってしまったとすると、これは飼い主の健康観察(管理)があまかったと言わざるを得ないでしょうね。

実は、前回ブログに写真として載せた私の最愛の猫、キーちゃんが一挙に黄疸が発症して亡くなってしまいました。二泊三日の旅行のため当院に預けて、引き取ってから三日で亡くなってしまいました。引き取ってから翌日、元気がなく餌も食べなかったのですが、これは昨年預けた時にも食欲が回復するのに1週間近くかかっていたため、またかなと思っておりました。ところが三日目、朝起きがけに嘔吐し、フラフラしながらした排尿は真っ黄色。その朝から緊急入院、点滴治療開始したが、入院三日目に黄疸が悪化、懸命に治療してもらったが手の届かないところに行ってしまいました。旅行に行く前にはそんなに体調が悪いような様子に見えず、ストレスになるが二晩ぐらい頑張ってくれるだろうと思っていたが、今思うと預けなければよかったかと後悔しつつ、預ける前の健康管理がしっかりできていなかった自分に対する自責の念に駆られている今日です。ペットロス症候群に陥るギリギリの淵にいる「ちび虎」ですが、きーちゃんには申し訳ないけど二代目を受け入れてしまいました。   >>名前は「とこちゃん」です。とら娘 を短くした名前です。そのうちお披露目いたします.6ヶ月齢 雌 黒とら、短尾

でも、このトコちゃん、もう6ヶ月齢でまだ来て数日しか経ってませんが懐いてしまいベタベタです。いい娘が来ました!

 

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