燈子の部屋

さまざまなことをシリアスかつコミカルかつエッセイ風に(?)綴る独り言的日記サイトです

憂うつ

2004-05-11 00:00:00 | 汎用系SEの思い出(完)
日記から遠ざかること、はや二ヶ月。
薄々気づいてはいたけれど、わたしの場合、日記というものは、
ストレスが溜まると書きたくなるものらしい。
だが、日記をストレス解消法に使うのは不本意だ。
不本意なのだけれど、仕方なく日記を書くのだ。

久しぶりの仕様書作成も終わり、ゲーム三昧のゆるゆるした生活の、
いったいどこにストレスがあるというのか。
おかしなことに「職探し」それ自体がストレスなのだ。
これまですべて書類選考で落とされ、それに慣れてしまっただけに、
書類持参で面接をしてくれるという会社にぶつかったときの驚きといったら。
面接までして落とされたらかなわない、というのが正直な気持ち。
いや、面接はまだこれからなのだが。

しかし、いきなり面接とは、ものすごく不安だ。
なにしろ、家にいるようになってからもう九ヶ月。
今では赤の他人と対面することがすっかり億劫になっている。
行きつけの美容院でさえ、ぐずぐずとひと月以上も延ばしてしまったくらい。
面接が決まったので仕方なく出かけたのだ。
それは、行くのが面倒なのではない。
美容師さんたちとの世間話が大儀なものに感じるからだ。
わたしにとって美容院とは、テンションが上がらないと行けない場所の一つなのだ。
もちろん、行ってしまえば楽しいし、カットが済めばスッキリするのだが。

本当に憂うつだ。
お天気と相談しながら家事をすることにすっかり馴染んでしまったのに、
またあのストレスだらけの暮らしに戻りたいと本気で思っているのか。
いや、もちろんわたしも稼がなければならない。
それは間違いない。
ただ、同じ仕事でなくても、と思う。
とはいえ、それ以外にできることはないのだが。

面接がストレスだなんて夫に話したところで、
今月に入ってからわずか一日しか休んでいない彼には相手にもされない。
気の毒に、彼は今とても忙しいのだ。
休出どころか、徹夜明けでお昼に帰宅しても、その晩再び出て行くという有様。
わたしも本気で話すことはしない。
これは、わたし自身の心のあり方の問題なのだ。

でも、まずいなあ。
面接してくれるだけでもありがたいと思わなければいけないのかもしれないが、
その一方では、なんだか胡散臭い会社だなあ、とも思っていたりして。
今時、眺めのいいオフィスだとか、親睦会は毎年海外旅行だとか、
そんなことを会社の特長にあげているのだ。
この会社は本当に求人する気があるのかと思ってしまった。
年数も規模もまあまあなので応募してみたのだが、やはりどうもひっかかる。
まあ、肩慣らしのつもりで行けばいいか。
興味本位くらいの気持ちを持たないと、とても面接の不安に勝てそうもない。
かつてお客と口論したことが信じられないくらいだ。
あの意気込みはどこへ行ってしまったのやら。



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