先日「日記才人」に登録したとき、住んでいる地域を選択する欄があった。
都道府県別かと思ったら、「東北」や「東海」といった文字通りの地域別だったので、
わたしは迷わず「南関東」を選択した。
翌日、ふと思った。
はたして埼玉県は「南関東」か?
燈子「ねえねえ、埼玉って『南関東』だよね?」(なんとなく自信なさげ)
夫 「『北関東』だよ」(あっさり)
……。
埼玉って「北関東」なの?
燈子「埼玉って、関東の真ん中くらいにあるじゃん」(諦めが悪い)
夫 「関東の中心は東京都。それより上にあるんだから『北関東』」(動じない)
そ、そうだよね。
東京都が真ん中だよね。
あー、わたしってバカだ。
でも、別に「北関東」がイヤだとかいうわけじゃない。
これは単にわたしの地理感覚がおかしいため。
わたしはすごすごと登録情報を修正した。
そして、10年以上前の同期の会話を思い出した。
バトル1
同期A「あのさー、関東甲信越の天気予報になんで福島がいるのかな」
同期B「だって『北関東』だもん」
同期A「何言ってんだよ。福島は『南東北』だろ?」
同期B「『北関東』だってば!」※1
同期A「『南東北』だって!」※1
(※1 適宜繰返し)
引き続きバトル2
同期B「それなら栃木も『南東北』だよ」
同期A「違うよ、栃木は『北関東』だよ」
同期B「『南東北』だってば! 訛りもあるし♪ 一緒一緒!」
同期A「一緒じゃねーよ!『北関東』だって!」
同期B「『南東北』だってば!」※2
同期A「『北関東』だって!」※2
(※2 適宜繰返し)
ああ、みんなどうしてるかな…。
いや、そうじゃなくて。
同期Aと同期Bは、互いにけなし合いながらも自分の故郷に愛着を持っていたようだ。
特に同期Aは栃木から毎日新幹線で通っていたし。
当時の会社は5万円までは交通費を支給してくれたけれど、もちろん足りない。
彼の見せてくれた定期券は、わたしにはまるで金券のように見えた。
こんなの落としたら絶対泣いちゃう、と思った(泣いて気の済む額じゃない)。
そしてわたしはというと、神奈川県は湘南地域の出身なので、
そのテの話題になると必ず、
「湘南ギャル!」(ふ、古い!)
と冗談で言われる。
事実、わたしは「ギャル」のイメージには程遠かった。
それなのに、埼玉のイメージは一貫して「ダサイ」(これも古い)。
それがまさか自分がその埼玉に住むことになるとは夢にも思っていなかった。
(悪口は言うものではない。)
でも、住んでみると別にどうということもない。
埼玉が本当に「ダサイ」かどうかはともかくとして、
わたしにとって日々の暮らしにそれは関係なかったのである。
都道府県別かと思ったら、「東北」や「東海」といった文字通りの地域別だったので、
わたしは迷わず「南関東」を選択した。
翌日、ふと思った。
はたして埼玉県は「南関東」か?
燈子「ねえねえ、埼玉って『南関東』だよね?」(なんとなく自信なさげ)
夫 「『北関東』だよ」(あっさり)
……。
埼玉って「北関東」なの?
燈子「埼玉って、関東の真ん中くらいにあるじゃん」(諦めが悪い)
夫 「関東の中心は東京都。それより上にあるんだから『北関東』」(動じない)
そ、そうだよね。
東京都が真ん中だよね。
あー、わたしってバカだ。
でも、別に「北関東」がイヤだとかいうわけじゃない。
これは単にわたしの地理感覚がおかしいため。
わたしはすごすごと登録情報を修正した。
そして、10年以上前の同期の会話を思い出した。
バトル1
同期A「あのさー、関東甲信越の天気予報になんで福島がいるのかな」
同期B「だって『北関東』だもん」
同期A「何言ってんだよ。福島は『南東北』だろ?」
同期B「『北関東』だってば!」※1
同期A「『南東北』だって!」※1
(※1 適宜繰返し)
引き続きバトル2
同期B「それなら栃木も『南東北』だよ」
同期A「違うよ、栃木は『北関東』だよ」
同期B「『南東北』だってば! 訛りもあるし♪ 一緒一緒!」
同期A「一緒じゃねーよ!『北関東』だって!」
同期B「『南東北』だってば!」※2
同期A「『北関東』だって!」※2
(※2 適宜繰返し)
ああ、みんなどうしてるかな…。
いや、そうじゃなくて。
同期Aと同期Bは、互いにけなし合いながらも自分の故郷に愛着を持っていたようだ。
特に同期Aは栃木から毎日新幹線で通っていたし。
当時の会社は5万円までは交通費を支給してくれたけれど、もちろん足りない。
彼の見せてくれた定期券は、わたしにはまるで金券のように見えた。
こんなの落としたら絶対泣いちゃう、と思った(泣いて気の済む額じゃない)。
そしてわたしはというと、神奈川県は湘南地域の出身なので、
そのテの話題になると必ず、
「湘南ギャル!」(ふ、古い!)
と冗談で言われる。
事実、わたしは「ギャル」のイメージには程遠かった。
それなのに、埼玉のイメージは一貫して「ダサイ」(これも古い)。
それがまさか自分がその埼玉に住むことになるとは夢にも思っていなかった。
(悪口は言うものではない。)
でも、住んでみると別にどうということもない。
埼玉が本当に「ダサイ」かどうかはともかくとして、
わたしにとって日々の暮らしにそれは関係なかったのである。