わが家は「ふるさと納税」を利用したことがない。
寄付に返礼品は不要と思っているからだ。
ただ、利用したい人はすればいいんじゃない、ぐらいに思っていた。
ところが、日経朝刊(1月20、21日付)の経済記事「ふるさと納税 光と影」を読んで、それではまずいと思うようになった。
ふるさと納税をすると、寄付額から2千円を引いた金額分だけ、住んでいる自治体や国への納税額が減る。
自治体は、本来受け取れるはずの住民税が減るので、行政サービスを削減したり、借金で賄う。
そうなれば、住民全体が損をすることになる。
また、国も所得税(国税)が減るばかりか、ふるさと納税で税収が減った自治体に75%を補てんしなければならない。
この補てん制度により、年間数百億円規模の「隠れ国民負担」が発生しているとか(総務省幹部)
寄付者の年収によって寄付額の上限に差があり、高所得者ほど恩恵を受けるというのも問題だ。
結局、ふるさと納税とは「寄付した人が得して、それ以外の国民が損する仕組み」(ぶぎん地域経済研究所の松本博之上席研究員)なのだ。
今年は、制度が導入されて10年目という節目にあたる。
ふるさとを応援するという本来の趣旨を踏まえて、制度を見直すべきでは、と思う。
寄付に返礼品は不要と思っているからだ。
ただ、利用したい人はすればいいんじゃない、ぐらいに思っていた。
ところが、日経朝刊(1月20、21日付)の経済記事「ふるさと納税 光と影」を読んで、それではまずいと思うようになった。
ふるさと納税をすると、寄付額から2千円を引いた金額分だけ、住んでいる自治体や国への納税額が減る。
自治体は、本来受け取れるはずの住民税が減るので、行政サービスを削減したり、借金で賄う。
そうなれば、住民全体が損をすることになる。
また、国も所得税(国税)が減るばかりか、ふるさと納税で税収が減った自治体に75%を補てんしなければならない。
この補てん制度により、年間数百億円規模の「隠れ国民負担」が発生しているとか(総務省幹部)
寄付者の年収によって寄付額の上限に差があり、高所得者ほど恩恵を受けるというのも問題だ。
結局、ふるさと納税とは「寄付した人が得して、それ以外の国民が損する仕組み」(ぶぎん地域経済研究所の松本博之上席研究員)なのだ。
今年は、制度が導入されて10年目という節目にあたる。
ふるさとを応援するという本来の趣旨を踏まえて、制度を見直すべきでは、と思う。
これまでたぶん限度額の10%くらい。税金で地元を良くして欲しいから、限度額までは寄附しません。
ただ、住民全体が受益者である行政サービスの基となる税金を高所得者の累進課税で賄うのもどうなんでしょう。
高所得者は社会で成功しているので、高額納税でも文句は言わない人が多いのでしょうけど。
ふるさと納税は、寄付した人、それ以外の国民の他に、寄附された自治体が助かり、返礼品を扱う地方の業者の売り上げがあがり、なにより寄附金の利用目的を指定できる点が大きいです。
そして、税金の種類の勉強になりました(笑)。
制度見直しで、次は地元自治体にも寄附でき(返礼品は不要)、利用目的を指定できるようになるといいな。
書きながら、とほさんや、ふるさと納税のおかげで助かっている方々が気を悪くしないかと、ちょっぴり不安に思っていました(汗)
言われてみれば、累進課税も考えものですよね。
努力して頑張ってやっと成功したのに高額納税では、社会に還元しているという自負より先に、「成功税」を支払わされている感覚になるかもです。
ただ、個人の寄付に任せてしまうと、どうしても偏りが生じると思うんですよね。
なので、やはり、政府がしっかりと必要なところに再分配するのが最善なのかなあ、と思います。
そこが一番の問題だったり……。