燈子の部屋

さまざまなことをシリアスかつコミカルかつエッセイ風に(?)綴る独り言的日記サイトです

階上の騒音 3

2005-02-15 12:15:52 | 病めるときもあり
斜め上にお住まいのご主人と夫が話し合いの場を持ってから一年が過ぎた。
現状はというと、息子さんの病は一向に治まる気配がないばかりか、
ますますひどくなっているように思う。
平日は大学に通っているのか、だいたい「しーん」と静まりかえっているが、
休日になると、朝晩どしんどしんと暴れている。
一日中というわけではないのでまだ助かるが、小一時間くらいのが1、2回ある。
床の厚いスラブを伝わってくるほどの騒音と振動だ。並大抵ではない。
この頃はかすかに叫び声まで洩れてくるようになってきた。
どうしたものだろうか、と思う。

本当に治療をしているのだろうか?
もはや、ご家族ではどうしようもないのではないか、という気がする。
一年経っても変わらないとなると、できることだけでもしてもらえないだろうか。
とりあえず防音工事をするとか、フローリングには絨毯でも敷くとか。
とにかく何か手を打ってもらいたい。
気長に付き合う覚悟を決めたとはいえ、
あの凄まじい騒音と振動がいつまでも続くのは、やっぱり適わない。

それに…

このままでは、いつか人に危害が加えられるのではないかと心配なのだ。
今はまだ物にあたっているだけのようだけれど、実際のところ、
こちらからは窺い知れないだけに、悪い想像が勝手に膨らんでしまう。
もしかしたら魔が差してご両親やほかの人に何かしてしまうかもしれない…と。
こんな時は支援課(福祉事務所)より警察だろうか、と考える。
誰かが殴られているかもしれない、と言えば、警察は踏み込んでくれるだろうか。
実際、そうだったらどうしよう…
床を蹴る音は伝わっても、人を殴る音は伝わってこないだろう。
暴れているのが本当は毎日だとしたら…?

考えているだけでは進まないので、思い切って支援課に電話をした。
ところが、がっかりしたことに、支援課には何の権限もなかった!
もし、息子さんが障害者手帳を持っているなど、支援課との接点があれば、
アプローチできないことはないかもしれないが、そうでなければ動けないという。
家族からの電話でなければどうにもならないとは…!

電話を置くと、無力感を覚えた。

「何かお困りのことがあれば、市がお手伝いしますよ」というふうに、
支援課から階上のお宅へコンタクトを取ってもらえることを期待して電話をしたのに、
警察の生活安全課に騒音と振動で迷惑していると訴えるしか方法はないらしい。
結局、いつも最後に「警察」が出てくる。
いったい「支援」課とはなんなのだ?
家族からの申し出がなければ何もできないのか?
ご近所の役割とはなんなのか?

もう、ここの支援課には電話をしないと思う。
一昨年に別の件で電話をした時にも無力感を味わっている。三度目はごめんだ。
これからは警察を頼りにしようと思うけれど…うーん…どうだかなあ…
これまでの経験から、警察の頼り甲斐については疑問がある。
警察官も人の子、対応に違いがあるのは仕方がないのかもしれないが。

とにかく、次からは警察を呼ぼう。
その前に、ご主人には一言話しておかないと。
でも、いつになるかな…


(次を読む)

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