11月末、富士山の山中湖対岸の丘にあるホテルに宿泊。朝5時前からベランダで0°の気温の中1時間ほど黎明から暁まで取材。定点観測で富士の夕陽、黎明、暁と3点制作することが出来ました。この作品はそのうちの「暁の富士」です。左から富士山頂に朝日か当たりピンクになり、右下の山中湖上には碧い霧が残ります。澄んだ大気にたたずむ雄大な富士に心が洗われました。
堀江 孝「暁の富士」P80号
堀江 孝「暁の富士」P80号
夏の太平洋の波です。台風の後、千葉の南房に波の取材に行きました。まだ強い風と大きなうねりが残る海に、太古から続く地球のリズムや呼吸を感じます。
堀江孝 「波」P50号
堀江孝 「波」P50号
知人から裏山に大量に発生したカブト虫を雄雌四匹いただきました。子どもの頃以来の飼育ですが、大きな水槽まで揃えてハマっております。昔の昆虫に対する思い入れはさすがに無くなりましたが、これもご縁と思い虫が元気なうちに雄を水彩でスケッチしてみました。飛んで逃げようとシャーシャー怒っているのを左手で押さえながら細部を筆でつつくのは大変です。一時間半ぐらいで仕上げて水槽に解放してやりましたが…。今年の夏の思い出です。「兜図」透明水彩 A5 