声楽以外の「歌」の道に導いて下さり
決して甘い言葉ではなく、
厳しいながらも、ドンと背中を何度も押してくれました。
初めて出会ってから20年以上経ちました。
「1人で歌うのも楽しいけどみんなで歌うのも楽しいわよ。
それにはゴスペルがもってこい!」と
臨月だった私に「ゴスペルサークル」を立ち上げる事を勧めてくれて、
現在16年も続いている「ゴスペルサークルJOY」があります。
クワイヤーの活躍を応援してくれていました
娘が生まれて、子育てに悩んだ時も
「もう少し大きくなったら親子で一緒に楽しめる、
そんなサークルをあなたが作りなさい」と応援してくれて
当時日本でも珍しいキッズゴスペルを作った。
親子在籍も多く、楽しく歌ってくれています
宮城に来て下さった際には私の子供達だけでなく主人にも
「お母さんをいつも借りちゃってごめんなさいね」と挨拶してくれました。
特に発表したばかりで、出来たてホヤホヤの曲「きずな」を
是非素敵な歌詞だからと提案して下さり、
生徒さん達もコンサートで一緒にステージ立ち、歌えて嬉しかった
これからも多くの皆さんに届くよう大切に歌っていきます
https://youtu.be/cNgZb6qDMec
原因不明で声が出なくて歌をやめようと思った時、
「日本ゴスペル音楽協会を作るから手伝ってね」とお手紙を頂き
それが実現し、お声がけ下さり協会に誘って下さいました。
昨年久し振りにお会いしたのがこの写真。
私が難病と分かって報告した時も
「ラッキーと思わなきゃ。他の人には絶対出来ない
本当の自分の歌が歌えるわよ」と。
とにかく優しく…はない(笑)
とにかくポジティブ。
確かに、その後出たコンクールは全部入賞。
先生と会うタイミングはいつも絶妙。
心が折れそうな時になぜか会う。
でも先生と話した後、レッスンの後、そんなことは忘れてる。
「感情は高ぶってる時こそ、柔らかな声で歌いなさい」
パワーの使い方を間違っちゃダメよ…これも教え。
ゴスペルではなく、初めて経験がない「昭和歌謡」のジャンルにチャレンジをして
結果を出したその日に、人生の目標でもあった師匠は旅立ちました。
近くお会いした際は報告するつもりだったのに。。。
今朝大崎タイムスに掲載された記事は1面トップでした
師匠からの多くの「教え」は指導者として、
歌手として歌い継いでいきます
レッスンの録音や一緒に歌わせて頂いた歌声、
お手紙、お葉書、写真…全てが宝物です
「夏子さんはいつも太陽みたいに元気ね!」
という声がもう聴けないのはとても寂しいですが
「あら、元気がないじゃない」と言われないように
音楽で世のため、人のため、自分のために頑張ります!
私に素敵な音楽人生を与えて下さり
本当にありがとうございました