ミュージック&カルチャースタジオ ハーモニーフォレスト ♪Natsu♪ のブログ 

沖縄出身宮城県大崎市の音楽指導&料理講師。教室・パワーコーラス・ベーチェット病など自分の難病について発信してます

ヴォーカリストの耳鼻咽喉科選びは大切です

2010年10月28日 | 日記
2ヵ月前くらいから、声の調子が安定しなくなりました。
仕事やライブを休む事が出来ないのこりゃ困る。
これはやばいぞ!と市内の耳鼻科を何箇所か受診したのですが・・・
どの病院で診察をして頂いても「異常なし」の結論。
声帯の様子をモニターで見てもポリープや結節、炎症があるわけでもなくやっぱり「異常なし」
タケダもヴォイストレーナーなので、声帯のの病気についても
講演を聞いたり、本を読んだりと色々勉強していますがこんな事初めてです。


◆今回の症状
①声がかすれる ②音程がいつものように安定しない。
③地声を使って歌ったり喋ったりも出来なくなってくる。
④声量が減ってくる。


これは専門の先生に診て頂かなくては駄目だ・・・と桜美林大での授業の前に
「はぎの耳鼻咽喉科」に行きました。
萩野先生のお父様は音声生理学や耳鼻科医として有名でよく知ってましたが、
息子さんが後を継いでいたのは初めて知りました。

「発声のメカニズム」という本の著者でもあり
この本はとても分かりやすく、生徒さん達にも勧めています。

また、萩野先生はジャズピアニストで音楽大好きなんです♪
評判もとても良い先生で安心して受診しましたが
予想以上にとても細やかな診察と説明♪
仕事を休めない事情も理解してくれたり
本番はいつなの?など聞いてくるなど、
沢山の芸能人やヴォーカリストが信頼して訪れる理由が分かりました。

そして原因は・・・

「声帯萎縮」

つまり痩せてしまったという事です。

知識のある人は、タケダの声帯写真を見ればわかると思いますが
特に異常はありません。
声を酷使したわけでもなく、発声も特に問題ないのですが
最近、正しい発声がなされているプロの方に多いそうです。
この場合「声を使い過ぎ」といって安静を保つとかえって声がでなくなるそうなので
普段とは違う発声法(プッシング法)に基づいて声を十分に使うように指示されました。
回復まで少し時間がかかるとの事で只今治療中です。

◆診察方法
 軟性ファイバースコープを口から入れて
 マイクをつけて発声しながら声帯の様子を観察。
 写真ももちろんくれます。
 症状の開設はテレビモニターを見ながらなので
 とても分かりやすいです。

◆今回この治療の為に処方された薬
 通院時・・・疲れを取るためにビタミン剤の注射と吸引(ネプライザー)
 処方された薬・・・補中益気湯・トラネキサム・リザベン

 初診したのは9月27日
 注射は即効性があったのか、夕方の授業には声が出せるようになりました。
 薬は3週間飲み続けていますが、昨日からかなり回復してきました♪ 
 この病院は音声外来もあり、病状にあった発声法も指導して下さるので
 12月に早速受診してきます。

 今回の声の事故(笑)で知識レベルがUP!はかなり勉強になりました。
さぁ、明日からしっかり歌うぞ~

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